学生と社会人のルール、しきたりの違い

4月も2週目に入りましたね、入社式を終えて新人研修の時期でしょうか。学生からすると新人研修を含めた研修期間があることは当然のことだと思っているかもしれないが、新人研修に時間や費用を割いてくれる企業はやっぱり恵まれているということを、やっぱり新社会人のみなさんには理解しておいてもらいたいあなと思うのですね。

■怒られるにも理由があるということ
組織に入ると、最初は仕事ができないのは当然です。いろんな場面で怒られることになると思いますが、怒られ方にも様々あります。それはもちろん先輩のキャラクターもあると思いますが、後輩(新社会人)のキャラクター、もっと言うとどんな行動の結果怒られるに至ったのかということを考えないといけません。

何度も言いますが、仕事ができないのは当然です。初めてのことばかりなのですから。でも大切なのはできるできないではなく、取り組み方です。なにも愛想良くやってればいいというわけではありません。最初はいいかもしれませんが、そのうち「ヘラヘラしやがって」と思われることになるでしょう、要はポイントをおさえているかどうかです。

■社会人としてのルールを知る
ではそのポイントとは何なのか?言うなればルール、しきたりみたいなものだと思います。毎年苦労している新人を見ていると、学生時代のルールを社会人でも適用しようとしているように見えます。もしくはその延長線上で頑張ろうとしているような感じですね。それで通用しなくてへこんでいる、そりゃそうだという話です。だってルールが違うんだから同じやり方でやってもうまくいかないのは当然です。

すごくわかりやすく話すと、アメリカに行って日本語で会話しようとしているみたいなものです、現地に行ったら現地の言葉で話すのは当然のことですね。それでも英語を覚えようとせず、日本語でチャレンジして通じないとへこんでいるのが、上記の新人さんですね。

■学生と社会人における評価の違い
入社式を終えたみなさんは文字通り、会社に入ったのです。迎え入れたわけではなく、よそ者の自分がその組織に入ったんですね。であればその組織のしきたりルールにあわせるのは当然ことですね。(少なくともその組織で結果を出せるまでは)

学生のうちは教わるという「受動的」な姿勢で、「わかる」ということが評価されてきました。しかし社会人になると「学ぶ」という「能動的」な姿勢で、「できる」ということが評価の対象になります。スタンスが全く違う訳ですね。納期の意識、ホウレンソウの仕方などのルールやその運用の仕方は社会人特有のものがありますので、ぜひとも「郷に入っては郷に従え」という意識で1年目は過ごしてもらうといいと思います。

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