【スペイン巡礼14日目】美しき朝を彩るものたち


■本日の工程
2016年4月24日 巡礼14日目
オンタナス(7:20)→ルテロデラベガ(12:30) 20,4km

今日も夢を見た。変な夢。昔かかりつけだった地元の病院が居酒屋になっていて、前職でお世話になった社長さんとご飯行き、カワハギの刺身を食う、また妹の友達と妹不在でメシを食うという変な夢。ここにきてから過去や、現在が歪んだ形で夢の中に現れる。まあ、夢というのはそんなものなのだろうけど、毎日がこうだと寝るほうが疲れるわ。夢よ、よく考えてくれ。

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燕が仲良くとまってる

知らない間に蝕まれていく身体

なんか痛痒いと思っていたら耳よ、なんかぶつぶつになってるんじゃ?見えないけど。でこぼこだ,こんなことなかったのに。どうやらどこかのアルベルゲで寝ている時にバグに耳を噛まれていたみたい。噂には聞いていたけどこんな感じでやられるのか。。。なんとなく2,3日前から違和感があったのだけど、どのアルベルゲだろうか?と言うか、考えるまでもなくあのボロベルゲだと思うんだけど。

備え付けの毛布はクリーニングされている雰囲気なんかなかったし。ちゃんと自分の寝袋に入って寝ることは本当に大事だなあと改めて思い知った。酔いつぶれて寝ていた自分によく言ってやりたいですよ。

足には新たな水ぶくれ。右足のすねのあたりの筋と、足首が痛む。今日でちょうど2週間。歩くことには慣れてきているようではあるのだけど、体は確実に疲労を蓄積している。日々これまでにない距離を歩いていること、寝ても必ず夜中に起きてしまい熟睡出来ていないのも大きいだろう。

ゆってもずっと異国の地で知り合ったばかりの外国人と言葉も通じ合わない中で暮らしてるんだもの、そしてそんな初めてなんだもの、緊張というかわからないうちにストレスがかかっていても無理は無い。

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朝露に朝陽がすこしだけ色を加える。美しい景色。

美しき朝を彩るものたち

それでもやっぱり心は晴れる。気持ちのいい空気を吸って、青空の下を歩ける毎日。その横をクラクションを鳴らしながら車が通り過ぎる。邪魔だったのかな?それとも挨拶?と思っていたら、どうやら町の人に、朝のパンを配ってまわる車だった。

このあたりの早朝の習慣のよう。家々の前で止まっては車の窓からパンを渡していく。ここに住む人たちには全く息を吸うくらいに普通なんだろうけど、僕にとってはとても新鮮。

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バンが一つ一つの家の前でクラクションを鳴らしてとまる

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パンを受け取ったおばあさん

毎日思うことだけど、住む場所が違えば、住み方も随分と違う。これが正しいと思っていても、そんなものはほんとにちっさいものなのだ。大自然の中で腹が減った時に食うポッキー(こっちではMIKADO)の美味しさに小さな喜びを感じたりもできる。

日本でも美味しいんだけど、歩いて疲れた体に、友からもらうチョコ、ここでは格別だ。とりあえず次の町まで歩くだけのパワーを与えてくれる、疲れをリセットしてくれるチョコってなんて素晴らしい!

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チョコを食ってもこの山道にはみんな嘆く。「これほんまに登んのー?」て声が。ナリが「No Way!No Way!」ってゆってるwww

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坂道を登るデイビッドとデイジー

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辛いけど、上から見る景色は絶景

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いい顔するよ、デイビッド

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さわやかなデイジー

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かっこいいよ、決まってるよ、ジャック!

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みんなで記念撮影して、したら下山w

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下山するときもこれから歩く先が見えるので、まあまあ文句を垂れる
「どこまであるんやーーーーー道ぃ!」

さよならデイビッド

今日は予定を切り上げて早めにアルベルゲに入った。12時30分くらい、今までで最速だった。入ってすぐに昼食(目玉焼き2つにチップス、ハムステーキ)をビールとともにとる。太陽の下で昼から飲むビールは格別、でもここでは飲んでいない人のほうが少ない。

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食べて満腹の図

今日はだいたい20km、ピンは一人でいってしまったし、デイビッドはここからさらに15km進むらしい。これから残りのメンバーもバラバラになるかもしれないけれど、とりあえず次の大都市レオンまでは一緒の歩調で進むことになりそう。僕もレオンに着くまでには最後までの工程を組まないといけない。

昼ごはんを食べ終わるとデイビッドは靴紐を締めはじめた。ここまで一緒だったし、最も気を許したやつだったから、寂しい、とても。でもここはカミーノだし、仲良しだけど仲良しグループじゃない。このニュアンス。あくまでも個人なのだ。デイビッドは手を降りつつ歩き出して、僕らはその背中を見送った。

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デイジーさびしいよなあ、仲よかったもの

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デイビッドまたあう日まで!

別れがあれば出会いがある

デイビッドが歩き出し、程なくして僕たちも毎日のルーティンを済ます。久しぶりに早くアルベルゲに入れて今日はゆっくり過ごすことができたので、あたりを散歩したりブログを書いたり、ゆっくりビールを飲んだりして過ごすことができた。

すると昨日知り合った日本人のイナさんが同じアルベルゲだったみたいで、BARの中でばったり。少し話すと彼女もけっこう色んな所に旅立っててインドでやったかした話を聞いたりしてすごく面白い。ほんとここに来てる日本人て日本に帰ると変人のレッテル貼られそうな人ばかりだ、イナさんごめん。。。笑

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貝殻をつけた犬。とてもかしこくて旅中一緒になることも多かった

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町のおじさんたち。カメラでちゃんと撮らせてもらえた

イタリア人のマヌワラも素敵なやつで彼はイタリア語とスペイン語少しだけ話せるやつで、男前でジェントルマンだけど少しシャイな感じ。一緒に話していてもとても何か好感のもてる人懐っこい感じのやつ。今日から友達。

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夜飯食ったらすぐ晩飯。マヌと2ショット。

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アドリアもこの旅のとちゅうでよく会った、ワンピースで日本語を覚えた強者
まじで結構喋れるし、ワンピース事情にすごく詳しいw

カミーノ、平坦な道は少なくて、登ったり下ったり大変で、でも景色が綺麗だったり空気もおいしくて、こうして良き友達に巡り会えるのでしんどくても足が痛くても苦しいとは思わないというのは正直な感想。

明日はどんな日になるだろうかと、ただ歩いて飯食って糞して寝るだけの繰り返しの中でも、こうして明日への興味や希望みたいなものを感じられるのは不思議だと思う。とりあえずナリがアジア系の料理が食べたいらしい(ずっと言ってる)ので、明日はキッチン付きのアルベルゲに泊まって振る舞ってやろうと約束した。

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ジャックのほのぼの風景。なんか力抜けるわw明日もいい日でありますように。

※この記事はその日書いたものをベースに、後日加筆修正を加えたものです。

【スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ】
2016年4月11日〜5月10に敢行したスペイン巡礼780kmにわたる自分探し・世界遺産・三大聖地を巡る旅として30日間ひとりぼっちで旅に出てきました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、スペイン巡礼に関するあれこれ(準備、持ち物、費用、ルート、日数、言語等々)をまとめています。

スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ


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