草間彌生展「わが永遠の魂」写真撮影もできる大回顧展!


こんにちはいむりんです。

草間彌生展「わが永遠の魂」を見るために、国立新美術館に行ってきました。草間彌生さんはグレートな人だとは聞いていましたが、すごいです。情熱とかいう言葉ではなく、狂気、執念というような言葉がしっくりくると思います。

今回の展覧会は撮影もできるところもありましたので、その写真とともにお送りします。


草間彌生展 入り口


この部屋のみ写真撮影可。ここだけでも130点以上の作品がある

草間彌生展「わが永遠の魂」
2017年2月22日(水)- 5月22日(月)
東京・六本木の国立新美術館

草間彌生さんについて

それは、この回顧展の告知に使われている写真でもわかりますが、とにかく目力がすごいです。映像で絵を書いているときの目を見ましたが、血走っている感じ。こんな目をしていつも作品を書いていれば、決して道楽ではなく、彼女が芸術に人生を捧げてきた、戦ってきたということがいやでも理解できます。


チケット、目がすごい。。。

もともと日本から火が点いた人ではなく、NYで才能を認められたんですね。その中でどんどん活躍する範囲を広げ、絵画にとどまらず、彫刻や映像、クサマハプニングと言われるような性差別や反戦などの社会問題に疑問を投げかけるパフォーマンスまで様々な舞台で表現していきました。

ただ保守的な日本では、前衛的な表現が受け入れられず、むしろ悪評としてメディアで晒されたこともあったのだとか。なので草間彌生の評価は日本というよりもむしろ、芸術の地盤ができてる欧米で火が点いたということです。


草間彌生展 展示作品「明日咲く花」

その後、紆余曲折を経てようやく2000年を過ぎる頃に再ブレイクし、日本でも高い評価を得られるようになったみたいです。

今回の展覧会では、彼女の創作活動の初期の頃から87歳の現在までの作品が全て見られるようになっています、平日でもたくさん見に来られていて注目度合いが伺い知れます。

草間彌生展「わが永遠の魂」
2017年2月22日(水)- 5月22日(月)
東京・六本木の国立新美術館

水玉の女王の原点「無限の網」

この展示会にいく前に草間彌生さんの自伝を読んでいきました。展示会に行くにあたってはぜひ読んでいった方が良いかと思います。というのも僕も読むまではこの人は、単純に水玉のおばさんだと思っていたんですが(間違いではないんですが)、この水玉にかける想いが常軌を逸しているんです。

今はカラフルでポップな印象を受けますけども、もっと鬼気迫る、どちらかというとネガティブなイメージからきてるみたいです。


壁全体に作品が張り巡らされています

というのも、幼少の頃から草間彌生さんは精神を病んでいて、幻覚を度々見ていたそうです。その幻覚を克服(共生)するために、その時に見えていた幻覚(水玉だったり、花が話しかけに来たり)を作品に落としていたということです。

その中でも、過去に出版されている自伝のタイトルにもなっている「無限の網」という作品も展示されています。僕はこの作品を見るために行ってきたようなもので、大満足でした。(当然これは写真撮れず)


この空間だけでもずーっといれますね

キャンバスに書き込まれた無限とも言える何万もの網の目。一見すると無意味な繰り返しとも見えるような作品ですが、この連続への執念、ずっと眺めていると吸い込まれそうな絡みつくような生々しさすら感じます。きっとそれは白の奥にある色合いによって表現されている気がするのですが、単調な中にも奥深さがある味わい深い作品でした。

回顧展タイトル「我が永遠の魂」

今回の回顧展のタイトルにもなっている「我が永遠の魂」のシリーズは2009年から創作がスタートし、2017年の現在までに500点を超える作品が生まれており、今現在も週に2〜3マイペースで作品を仕上げているということです。


草間彌生展 展示作品「我が永遠の魂」

今回は、その中から132点を日本で初公開。会場に入ってまず足を踏み入れるホールに展示しているのですが、ここは写真が取り放題ということで、たくさんの人がそれぞれの楽しみ方をしていました。他にも絵画だけでなくオブジェや空間の演出などあります。

130点も作品が飾っていますから、きっと自分のお気に入りの作品を見つけられることだと思います。子供連れの人達も多くて賑やかな雰囲気でした。


草間彌生展 展示作品「原爆の足跡」

作品と同時にタイトルを楽しむのもいいと思います。絵を見てから、これってどんなことを言いたいのだろうとタイトルを見ると、「へえ〜」「なるほど〜」、そしてもう一度絵を見直して、「この辺からこのタイトルなのかな〜」「この色合いで表現してるのかな〜」と、絵→タイトル→絵、と3回楽しめます。


僕はこの中心のピンクの作品が気に入りました


タイトルは「限りない人類愛は全世界を包んでほしい」でした

今回の回顧展に先立ち彼女の挨拶文が掲げられていましたが、その中には、自分の芸術に対する想いや気持ち、姿勢をぜひとも受け継いでいってもらいたいという願いが込められていました。

作品のシリーズとしての「我が永遠の魂」はそんな気持ちをこめられて付けられたと推察しますが、87歳で今なお病と戦いながらも作品を作り続けられている姿勢を見ると、彼女の作品の見方だけではなく、自分の生き方まで問われてくるようなそんな気がしてなりません。

草間彌生展「わが永遠の魂」
2017年2月22日(水)- 5月22日(月)
東京・六本木の国立新美術館

自伝を読んでから行くとより、作品の背景や草間彌生ワールドに浸かれると思います。本としても面白いのでオススメです!


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