スペイン巡礼は悩める現代人における最高の自分探し一人旅。

 

こんにちはいむりんです。

今回はそもそもどうして、僕がスペイン巡礼一人旅に行こうかと決心したのか、これを書いておこうと思います。(正確には出発まで1週間に迫った僕の中の胸の内を書いていたものをリライトしてみました)

それは、いろんな人に「何でまたわざわざスペインにまで巡礼しに行くのか?」と、よく聞かれ、その回答にうまく答えられないことの方が多かったから。自分自身のその気持ちの整理のために書いてみました。

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スペイン巡礼中、ある日の風景

 

何のため長期間も巡礼の一人旅に出かけるのだろうか?

「なんのために行くの?自分探しなわけ?」これはよく聞かれた。(そりゃそうだ、800km歩くって、どっちかというと娯楽よりも苦行の方が近い。)答えようとしても、何となく言いたくないことや言いづらいこともあったりする。それを言わないで説明しようとすると、抽象的で良くわからなくなってしまう。

そんなこと言ってる訳じゃないんだけど、「まあそんなところかな」みたいな回答をすることもしばしば。巡礼に来る人の目的は人それぞれ、信仰かもしれないし、観光かもしれないし、息抜きかもしれないし、その通りのいわゆる自分探しかもしれない。ぼくはというと、すごく大雑把に言うとこれからの自分について考える時間とそのための環境を作るということが一番の目的。さっきので言うと、やはり自分探しという枠に入るかな。

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目の前いっぱいに広がる菜の花畑。考えがすごく前向きになった。

 

ぼんやりと計画し始めたのは2015年9月頃。悩みに悩んで、これから先どうすればよいのかわからなくなってしまって、「いったい自分は何をしたいんだっけ?」と。毎日心は梅雨模様。ずっと青空見れていないなあという気持ちで過ごしていたときだった。購読していたWEBサイトでスペイン巡礼に関する記事を読み、自分探しにぴったりな一人旅があることを知ったのがはじまりだった。

悩みや迷いのない人なんていないだろうし、そして正解なんてないこともわかっている。選んだ道が正解なのだ。ではいったい自分にはどんな道があるのか?選択肢は?これまでの人生で貯めこんでしまったもの、自分のいろいろを捨てられる旅に出たいと思った。そのためには一人旅に出て考えたいと思った。

そう、だからいわゆる自分探しということで、知らないものを知るのももちろん歓迎だったけど、むしろ今の自分にないものや新しいものを見つけるための旅ではなく捨て去る旅。捨てて捨てて、それでも残った自分を探す、そんな捨て去る旅ということを期待しての決断だった。

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こんなスカッと晴れた青空を見たくて見たくて、見たときには涙が出そうになった

 

スペイン巡礼は最高の自分探し一人旅

今まで約30年、例えるなら僕はせっせとお子様ランチを作ってきたように思う。ハンバーグにエビフライ、オムライスにウインナー、少しずついろんな好物を小さな小さなプレートに盛り付けているあれ。結果、いろいろあるんだけど、何もない。いろんなものが盛り込まれたけど、すべて満足だと言える状況でないことに、このスペイン巡礼の準備をしている最中にふと気づいた。「あー、なんだうまくやろうとしてたけど、これってお子様ランチやん」と。。。

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みんなそれぞれの気持ちを胸に歩いて行く。

 

お子様ランチはやっぱりお子様が食べるもの。その目的は好みを決めきれない子供のわがままを叶えること、また、全ての美味しさを体験していないことからまずは十分に体験させること、などがあるかもしれない。でもそれはすべてワンプレートに入るように小さなサイズで構成されてる。

そんなものをすべて大人サイズで構成されたらプレートから溢れて大変なことになってしまう。自分の好物がわかってきたら、大人は専門店に足を運べるのだ。そのための今回の自分探し一人旅ということ。どうせなら何か「これっ!」というものを突き詰めたいなと思ったのがきっかけ。

僕はそんな気持ちでこのスペイン巡礼一人旅を選んだのです。

 

【スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ】

2016年4月11日〜5月10に敢行したスペイン巡礼780kmにわたる自分探し・世界遺産・三大聖地を巡る旅として30日間ひとりぼっちで旅に出てきました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、スペイン巡礼に関するあれこれ(準備、持ち物、費用、ルート、日数、言語等々)をまとめています。

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