【写真日記186】水面に映るように


近頃映画をよく見る。

その中でも何故か好んでみるのがギャング映画。自分とは全く異なる世界の話でありながら、その中での人間関係や彼らの生き様に魅せられているのかもしれない。

ギャングやマフィアそのものを題材にした映画は持ちろん好きだが、潜入捜査物も好きなジャンルの一つ。捜査官が異なる身分となって犯罪祖組織に入り込むあれ。危険を犯して信頼を勝ちとり、全面的に信頼を得た友人を裏切る。板挟みに苦しみながらも本来の自分のミッションを遂行する。

今の自分は果たしてどっちなのか?

本当の自分はどこにいるのか?

大なり小なり程度の差はあれど、そういった心の中の葛藤はどこか他人事ではない気がする。

自分にとって芸術的な作品というものは、楽しませるだけではなく、時に自分ですら気づいていない自分を投影させる何かがあるのだろうと思う。主観的にまた客観的に。

それは水面に映った自分を見るくらいにおぼろげだけれども、その不確かさに考えようとする余地が生まれる。その不確かさの中で確実性の高い作品こそ自分にとって好ましい作品なのかもしれない。

潜入捜査ものってそんな風に楽しむものだっけか?と思ったりもするけど、こんな楽しみ方もあっていいかもしれないなっと思ってエンドロールを眺めてみる。


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