いろんな色の幸せが、それぞれの家族を彩っている。
お父さんに高い高いをおねだりする女の子。
体力の限り我が子のリクエストに応える頑張るお父さんは
「休憩、休憩」と、心底しんどそうだけど、
疲れるほどに愛されて、愛と気づかないほどに愛されている。
疑う余地もない無邪気な愛。
おばさんの乳母車で移動する老犬。
もうそのおばさんとは何年も一緒にいることがわかる老犬、
おばさんにされることなら何でもされるがままなんだろうな。
そんな油断しきった間の抜けた表情こそ、
長年かけて育てたまさしく家族愛。
お母さんに手を握られている赤ん坊。
お母さんの表情からは壊れた蛇口のように愛情が溢れ、
赤ん坊はその愛情に安心し、笑顔で応えてる。
水のように自由で形をもたない赤ん坊が、
自分を型どっていくのはやっぱりお母さんの存在なんだなあと思う。
半径10mの中だけでも数えきれない色があって、
大切な存在に彩られた家族がそれぞれの時間を過ごす。
あなたの宝物はどんな色を添えてくれているのだろう。