旅行の宿を探すとき、僕には絶対に外せない条件がある。
部屋食であること。
これだけ。これさえ満たしていれば、宿のグレードは多少落としてもいいとすら思っている。それくらい部屋食に対する信頼が厚い。
「なぜそこまで?」と聞かれることがある。食事会場でみんなで食べるのと、そんなに違うの?と。
違う。全然違う。
このページでは、部屋食にこだわり続けてきた僕が、部屋食の何がそんなにいいのか、思いの丈を正直に書いていく。じゃらんや楽天トラベルでの部屋食の探し方とポイントも最後にまとめるので、次の宿探しの参考にしてもらえればと思う。

まず部屋食が好きな理由、全部書く
好きな音楽を聴きながら食べられる
食事会場にBGMはある。でもそれは宿が選んだBGMだ。
部屋食なら、自分でプレイリストを選べる。旅先のムードに合わせた曲でも、いつも聴いているお気に入りでも、無音でも、全部自分で決められる。ちなみにわりと民宿や旅館だと、70-80年代の歌謡曲聴きながら食事するのが好き。雰囲気が出て会話も盛り上がる。
これが地味に大きい。食事の満足度って、料理そのものだけじゃなくて、その場の空気感で全然変わってくる。素敵な空気の中で食べる料理は、同じ料理でも美味しく感じる。
周りの目を気にしなくていい
食事会場って、隣のテーブルとの距離が近いことが多い。話し声が聞こえてしまう、聞こえてしまっているかもしれない、そういう微妙な緊張感がある。宿泊客もスタッフも食べてる横をいそいそと歩いてく。
部屋食にはそれがない。
声の大きさも、笑い声も、話す内容も、歩いていく存在感も全部気にしなくていい。これは一緒に来た人との会話の質に直結する。遠慮なく話せる場所での食事は、それだけで旅の記憶が濃くなる。贅沢したなってなる。
うるさい客がいない
旅館の食事会場で、隣のテーブルの団体客がやたらと騒いでいた経験、一度くらいあると思う。悪い人たちではないのはわかっている。半個室の様な感じのところでも距離は割と近いので、お酒が入ってきたら盛り上がるところも割とあるし、これはもう食事会場では仕方がない。でも自分のペースで食事できないのは、正直しんどい。
部屋食なら、隣のテーブルは存在しない。自分たちだけの空間で、自分たちのペースで食べられる。これは一度経験すると手放せなくなる快適さだ。
部屋を最大限に楽しめる
旅館の部屋にお金を払っているのに、夕食の時間だけ別の場所に移動するのは、考えてみると少し勿体ない。
部屋食なら、部屋にいる時間がまるごと豊かになる。チェックインしてから寝るまで、ずっと部屋の中で完結しようと思えばできる。
温泉やお風呂もそうだけど、旅の醍醐味はやっぱり食事。その食事を部屋で食べれるかそうでないかはかなり大きな差がある。部屋に払った分を、ちゃんと回収できている感覚がある。
いい気分がずっと続く
食事会場で食べると、食後に部屋まで戻る時間がある。廊下を歩いて、エレベーターに乗って、部屋のドアを開けて。その間に、食事中のいい気分が少し抜けていく。
部屋食はその「間」がない。
食べ終わったら、そのままくつろげる。食後の余韻をそのまま部屋に持ち込めるので、いい気分がずっと持続する。お酒が入っていればなおさら、この動線のなさが最高に機能する。
食後の飲み直しがすぐできる
これはのんべえにとっては重要なポイント。
先ほどのいい気分がずっと続くにも拘る部分ではあるけども、食事会場で飲んで、部屋に戻るというのはちょっと萎える。そのまま移行したい。部屋食ならば、食後にそのまま飲み直しに移行できる。
旅先でだらだら飲む夜って、旅の醍醐味だと思っている。それを最大化できるのが部屋食だ。食事会場からいそいそと戻るのはあまり乙ではない。
朝ごはんも、寝起きのままでいい
部屋食の良さは夕食だけじゃない。朝食こそ、部屋食の真価が発揮される。
旅先の朝というのは、家よりもゆっくり寝ていたい。布団の中でだらだらしていたい気持ちと戦いながら、食事会場の時間に合わせて起きて、顔を洗って、身なりを整えて、廊下を歩いていく。これが地味にしんどい。
朝風呂に入った後だってそう。髪を乾かしたり、朝風呂の後は意外と時間がかかる。髪を乾かしてくれてるところにご飯を準備してくれて、乾き終わったら、すぐ食べられる。最高じゃないか。
旅先の朝くらい、完全に自分のペースでいたい。それを叶えてくれるのが、朝の部屋食だ。
仲居さんが部屋まで運んでくれる贅沢感
これは正直、部屋食を選んだ人間だけに与えられる特権だと思っている。
自分たちのために、仲居さんがわざわざ部屋まで料理を運んでくれる。温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいまま、タイミングを見ながら持ってきてくれる(ところもあるし、残念ながら冷えてることもあるけども)。
食事会場で自分たちが席に着くのとは、明らかに違う体験がある。「もてなしを受けている」という感覚が、部屋食の方がずっと強い。食事会場に行くって、飲食店に行くのにちょっと近いけども、お部屋で待っていればご飯が運ばれてくるというのは、ここでしか味わえない。よっぽどの貴族であれば別だろうけども。
ちょっとだらけた感じで食べても許される
食事会場だと、一定の「きちんとした姿勢」が求められる気がする。ゆっくりと休みに来ている身としては、これが地味にストレスになる。
部屋食は違う。浴衣でごろっとしながら食べても、食べながら横になっても、誰も何も言わない。旅館に来ている時くらい、完全にだらけたい。そのだらけ方を許してくれる食事スタイルが部屋食なのだ。

部屋食の一般的なメリットも整理しておく
自分の好みだけでなく、部屋食には客観的にも優れた点がある。
プライバシーが守られる ビジネスの話、家族の込み入った話、人に聞かれたくない話をしながら食事できる。接待や大事な話し合いに旅館を使う人が部屋食を選ぶのはこのためだ。
子どもや高齢者に優しい 小さい子どもは食事会場で泣いたり騒いだりして、親が周囲に気を使うことになる。高齢者は移動そのものが負担になることもある。部屋食はそういう心配がない。
時間の融通が利くことがある 食事会場は時間が決まっていることが多いが、部屋食は多少融通が利く宿もある。温泉にゆっくり入ってから食べたいとか、到着が遅くなったとか、そういうときに助かる。
食事のペースを自分で決められる 食事会場では、隣のテーブルや全体の回転を意識してしまう。部屋食は自分たちのペースで最初から最後まで食べられる。急ぐ必要もないし、ゆっくりしすぎて悪いということもない。

じゃらん・楽天トラベルで部屋食の宿を探す方法とチェックポイント
部屋食の良さはわかった。では、どうやって探すのか。じゃらんと楽天トラベル、両方の検索方法をまとめる。
じゃらんでの探し方
① 基本の検索をする エリアと日程を入力して、普通に検索する。
② 「こだわり条件」で絞る 検索結果の画面に「こだわり条件」というフィルターがある。そこを開くと食事に関する条件が選べる。
③ 「部屋食」にチェックを入れる 食事の項目の中に「部屋食」がある。チェックを入れると、部屋食対応の宿だけに絞り込まれる。
④ プランまで確認する 宿が部屋食対応でも、すべてのプランが部屋食とは限らない。宿のページに入ってから、プランの詳細で「部屋食」と明記されているものを選ぶこと。「食事会場」と書かれているプランと混在していることがあるので注意。
楽天トラベルでの探し方
① 基本の検索をする エリアと日程を入力して検索する。
② 「条件で絞り込む」を開く 検索結果の左側(PCの場合)または上部(スマホの場合)に絞り込みメニューがある。
③ 「お食事」の項目から「部屋食」を選ぶ 食事に関する絞り込みの中に「部屋食」がある。選択すると部屋食対応の宿に絞られる。
④ プランの詳細を確認する じゃらんと同様、プランごとに食事スタイルが異なる場合がある。予約前にプラン詳細の食事欄を必ず確認すること。
探すときのコツ
「部屋食」と「半部屋食」は別物 半部屋食は夕食か朝食のどちらかだけ部屋食、というプランのことが多い。部屋食にこだわるなら「夕食・朝食ともに部屋食」と明記されたプランを選ぶ。
口コミで「部屋食」と検索する 楽天トラベルは宿の口コミ(お客様の声)でキーワード検索ができる。そこで「部屋」「食事」「部屋食」などとと入れると、実際に部屋食を体験した人のコメントが出てくる。料理の量や質、仲居さんの対応まで生の声が読めるので参考になる。
写真を確認する 部屋に料理が並んでいる写真があれば、部屋食の雰囲気が事前にわかる。テーブルの広さや部屋の雰囲気も確認できるので、宿の写真ギャラリーは必ず見ておく。

最後に
部屋食のある旅館・民宿を探すなら、まずはじゃらんか楽天トラベルで絞り込みをかけるのが一番早い。
宿のグレードより、部屋食かどうかの方が旅の満足度に直結すると本気で思っている。一度試してもらえれば、食事会場には戻れなくなるはず。
次の旅行の宿探し、ぜひ「部屋食」の条件を入れてみてほしい。
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