■本日の工程
2016年5月8日 巡礼28日目
べンタスデナロン(7:45)→メリデ(15:00) 約24,5km
完全に寝坊7時過ぎに起きる。いつもは6時半頃には目が覚めていたのにネイビーの、いびきがうるさすぎて、なかなかねつけなかったからということにしておこう。Wi-Fiのつながりがよいからって夜更かししていたことは関係ない!はず。てことで急いで準備。
今日はどんな日になるのかなあ。。。ねぇ牛。
誰もいない道、空にかかる虹を独り占め。
昨日買っていたマフィンを頬張り出発。今日はメリデを、目標に歩く。昨日頑張った分、今日はすこし楽。頑張ったらプルポ(タコ)がまっているのだー!メリデはプルポが美味しいという情報をゲットしているのです。
今日も朝から雨。ガリシア地方は雨が多いということだったけど降ったりやんだりのザーザーという感じではない。大きな町ではなく途中街に泊まっていたこともあって、人はいない。(観光ツアーの人たちはきっとみんな大きな街で泊まってるからだろう)
山道を抜けて大きな平野に出た時、空には虹がかかっていた。小雨混じりの空が一箇所だけ主張しない鮮やかさ。自分だけで独り占め。なんかゼータクだ。
晴れ間が覗き、うっすら虹が!とっても得した気分、雨いいじゃない!
今日は黙々と歩く。漠然と日本から持ちこんだあれやこれやを考えながら歩いていると、ふとした時、いつの間にか無の状態になってたなあと気づいた。相変わらずの山道で、あまり休憩せずに歩いていたもんだからか、歩くことに必死になっていたみたい。
相変わらず一人。ラスト100km切ってるのにこんなに人が少ないなんて。歩くペースが違うといいねえ。
日常を非日常だと感じる心をもつ
今日は木をたくさん撮った。今までも見ていた木で、普通になっていたけども、やはりこっちの木は普段いる都市部で見ているようなものよりもずっと大きい。最初はすごいなあとか思っていたはずなのに、いつの間にか見慣れた景色になっていたなあと思ってた。
もうすぐこの終わってしまう旅を新鮮なままで、またいつも普段に新鮮さを見つけられるような目を持ちたいなとそんなことも思ったように思う。そうしたら、道端の花がいつもよりすこし綺麗に撮れた気がした。
少し休憩。こちらの名物、パイの中にツナや玉ねぎパプリカが入った名物料理を食べる。名前を聞くと「えんぱならがれーしゃ」とか言ってるように聞こえた。夜は目的地のメリデでプルポを食べる予定なので抑えめにしておかないといけない。昨日飲みすぎたし、ビールも控えて、コーラで我慢。
写真を撮っていると・・・ブラジル人のヘンリーに遭遇。結構日本好きらしい。さっすが親日国ブラジル。最近寿司ナイフなるものを誕生日にもらって毎週寿司を家で作るのだとか。本当か?盛ってるだろう、絶対。本当に??日本の文化の話しなんかをしながら一緒に歩くことに。
パラリンピックに出ていた選手だとか。力強い彼にヘンリーが興奮。
ブルース・リーババアに遭遇
写真を撮りながら歩いていると、おばあさんにメタクソにキレられる。スペイン語でまくしたてられるも一向に意味わからんけども、その憤慨ぶりは口調口調や表情からビッシビシ伝わる。ヘンリーが通訳してくれる。
どうやら要約すると「カミーノでは写真を撮るな!」「自分自身で感じろ」と言うことのようなんだけども。ブルース・リーか。おばあさんは何回もこのスペイン巡礼路を歩いているようです。敬虔なクリスチャンなのでしょう、そんな人からしたら観光気分で来ている人に対して何か思うところもあったのかもしれない。まあでも感じろというのはおっしゃると通りなので、それとなくしゅんとしておく。
ということもありつつ、無事メリデに到着!先へ進むヘンリーと写真を撮って別れ、僕はアルベルゲを探してさまようことに。意外と大きな街で、なかなかアルベルゲが見当たらずでウロウロしていると、同じく道に迷っていたアメリカ人のおばちゃんたちに声をかけられ、一緒に迷うことに。
もう偶然とは思わない。
おばちゃんたちは先に宿を見つけたので、おばちゃんたちがiphoneで探してくれることに。(僕のはwifiつながってないので役立たず)何度も町の名前を検索して挑戦してくれたけどダメだったので一旦引き返してみることにして別れる。別れ際に「I’m sorry」と言われたけども、いやいやこっちこそ「あいむそーりー」だわと、見つからなかったけど、でも、その優しさがうれしい。
すると引き返してると、なんと向こうからひろくんが向かってくる。偶然とは恐ろしい・・・昨日、「また明日会えたら一緒にプルポ食えるね」なんて言っていたのだ。なるほど、このために迷ってたんだなあと思う。もう偶然とかではないわこれ。このようになってるんだわ、もう、最初から。
ここメリデはプルポが有名のようで、プルポのためにこの街に照準を絞ってきてたのだ!チェックイン後にシャワーと洗濯を済ませ、1軒目は行きたかった地元の有名なプルポ屋さんへ!
中途半端な時間で客は誰もいなくて、おそらく店の人達のご飯時間。忙しくなる夜のために早めの夕食なのかな?
店に入るなり「プルポ?プルポ?」ときいてくる。さすが、プルペリアというプルポ専門店。「そうそう、プルポ!プルポ!!」たしかにうまいわ、さすがガリシア名物。このためだけにスペイン巡礼してると言っても差し支えない(いや、ほんと)。柔らかくておいしい、オリーブオイルに岩塩、パプリカの粉末だけなのにうまい。パンがどんどん進む。小さい方を頼み7.5ユーロこれまで見た中で一番安い。
1軒目が特別美味しかったのか?それともどこでも同じクオリティなのか?確認のために2軒目へ!懲りずにプルポと今度はサラダにワインも頼んで楽しむことに。結論としては1軒目の勝ち!!
超カンタンなサラダ、でもここではホント野菜出てこないので、貴重!!
とは言え、美味いんだがね。ガリシア最高〜!!プルポ最高〜!!!
その後、地元のバーで飲み、スーパーでワインと朝ごはんを買って宿に戻る。
プルポ(タコ)が食べられるということは地理的にはもう海が近い、山の方からずいずいと横断して、随分と西の方に来たんだなあと実感する。もうあと2日程度の距離しか残っていない。
※この記事はその日書いたものをベースに、後日加筆修正を加えたものです。
【スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ】
2016年4月11日〜5月10に敢行したスペイン巡礼780kmにわたる自分探し・世界遺産・三大聖地を巡る旅として30日間ひとりぼっちで旅に出てきました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、スペイン巡礼に関するあれこれ(準備、持ち物、費用、ルート、日数、言語等々)をまとめています。
こんにちは!
お久しぶりですみません!
息子の大学受験や、入院などしていました。
ブルボいいですね〜
空の色
苔の鮮やかさ
美味しい料理
私が行くと、病で倒れるか、病が吹っ飛ぶか…ですね
しばらくはいむりんブログで我慢みたいです。
いむりんブログ、非日常への扉、開けゴマ!です
大町なつきさん
コメントありがとうございます!お久しぶりです^_^
入院してらっしゃったんですか!
お身体良くなってれば良いのですが。。。
病はほんと吹っ飛んじゃやいますよ!でも今はコロナとかで気をつかうこともあるでしょうし、落ち着いていける頃までエネルギーー貯めとかなきゃですね!
写真はたっぷりあるのでぜひ予習に使ってください笑
お体大切にしてくださいね〜☆