近頃写真を撮る回数が減った。
文字を書くことが減った。
撮りたい、書きたいという気持ちが薄れていることを実感する。
今考えれば、撮らざるを得ない、書かざるを得ないという
切迫感のようなものと言い換えられるかもしれない。
それがなくなりつつあるのだが、
これは自身の心境が変わったからだろう。
それは決して悪いことではない(と思いたい)。
今までアウトプットしていたのは、何かを表現したいというよりも
デトックスの一環であったのだと思う。
映画を見て涙を流す。
サウナに入って汗を流す。
これらと同じ作用を求め、僕は写真と文字をネットに流していたのだ。
アウトプットする1つの理由が失われつつある今、
意識的に撮り、書くことを心がけることが大切だと実感している。
つまり異なる理由が必要だ。
それは「好きだから」でもいいし、「社会への問題提起」であってもいい。
ここからは、デトックスではなく本当の意味でのクリエイティブという
意識を持って取り組んでいく、そんなフェーズにきているのかもしれない。