【写真日記156】無駄

無駄というものを考える。

今日費やした無駄な時間、行なった無駄な行為。

電気を消し、布団に入って目をつむった時に、時折あたまをよぎる。

こういうときは何かに焦っている。

基本的には、人生に無駄なものはないと思っている。

無駄は目指すポイントにたどり着き、そこから逆算し取捨選択を行う中で、必要がない側に振り分けられたものだという感じ。

例えばモノづくり、完成形を目指す過程で、最短距離でその完成にもっていくために効率化を目指し、省略されたり改良される対象となるようなものを無駄と呼ぶのではないか。

振り返ってはじめて無駄に位置づけられる。

だから完成が見えない今は、一見無駄にみえるものもやっぱり必要で、無駄と断定して触れないのはむしろ非効率なのではないかとさえ思う。

無駄そうに見えることから着想を得ることもある、機会に巡り合うことだってある、それをやらなかった未来はないのだ。

結果オーライって言葉もある。結果が出れば全ては正となる、勝てば官軍という言葉も作った人その通り。結果が出れば正当化されることなんてとっても多い。

筋トレがわかりやすい。筋肉も肉をつけてから絞る必要がある。肉のない状態で鍛えるってのは、それこそ非効率ということになってしまうだろう。

出されたもの、見つけたものはまず食べる。見たこともない食べ物こそものすごくありがたい、食べないのはものすご損だ。好き嫌いはその後決めればいい。食べる、食べない選択はそこから行うのだ。

だから椎茸だけ今後も食べないな、きっと。

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