【写真日記84】雨は悪者か

雨降りで、黄色い傘の男の子が歩いてる。

心なしか楽しそうというか、
雨を悪いものでなくて雨は雨で晴れとは違うってだけで、
悪いものではなく別のものでという捉え方という感じ。

ハンバーグも美味しいし、エビフライも美味しいし
みたいな、そんな風に雨を楽しんでいた。

雨を嫌がるのは大人の常識の中にいるからなのかもしれない。

スーツを着て客先に行くから濡れたくない
満員電車で傘持ってる人がいると煩わしい(自分含む)
洗濯物が干せない、乾かない

そんなものを全部取っ払って考えてみると、
また違うのではないかなあと思う。

スーツ着なくていいし、濡れてても何も言われない、
電車にだって乗らなくていい。

そうなれば、雨を嫌う理由がなくなる、
むしろ毎日こんなに晴れくさりやがってとなるかもしれない。

雨は悪者で移動のために「仕方なく」外に出るのではなく、
「雨のために」外に出てみるという日もあっていいのではないか。

それは天候ではなく己の心の持ちように他ならない、
そして雨はメタファー、そんな風に思う。

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