マルタ共和国、EU圏内からの旅行者は多いようですが、日本人といえばまだまだ少ないようです。日本からの距離は結構ありますので、なかなかゆっくり行って見ようかという人は少ないのではないでしょうか。でも楽しみ方はたくさん!猫だけではないのです。歴史もグルメも知っていれば楽しみ方はたくさんの素晴らしい国、それがマルタ!
2016年5月にマルタを訪れた際に実際に足を伸ばした地域でのオススメの楽しみ方をまとめてみました!
マルタカット(うそ)でもなかなかなアヴァンギャルドな髪型@バレッタのバスターミナル
マルタ共和国について
マルタ島はヨーロッパはイタリアの南、地中海に浮かぶ小さな島国です。メインのマルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3島で構成され国の面積は淡路島の半分程度らしいです。地中海に囲まれており、冬でも最低気温8度、夏の最高気温も32度くらいと過ごしやすそうな気候です。暑い寒いといったストレスが無いこともおすすめですね。
碧い海蒼い空がマルタの代名詞です@アッパーバラッカガーデン
ちなみにマルタの首都、バレッタはその昔、16世紀にオスマン帝国にロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団(エルサレムで創設された宗教騎士団)が居を移した地域であり、そのときの騎士団長がジャン・パリソー・ド・ラ・バレッテでして、もうおわかりかと思いますが、その人の名前が由来となってバレッタになったのです。(マルタに移ってからはマルタ騎士団とも呼ばれました)
聖ヨハネ騎士団に関係する建物が多いのはそのせいで、そんなこともあってバレッタの市街地は世界文化遺産に登録されています。
マルタの首都バレッタの街並み①観光客の多い大通り
マルタの首都バレッタの街並み②裏の路地
ヨーロッパ方面への旅行と言えば、スペインやイタリア、フランスなどが多くなりがちですが、公平に見てマルタへの旅行はありだなと思います。ヨーロッパは100%マルタで決まり!とまではいいませんが、ヨーロッパへの旅行は7〜10日間くらいが多いと思いますので、そのなかの2、3日使ってもいい国だと思います。
マルタは青だけじゃない、コバルトブルーの海。マルタらしい景色@マルサシュロック
あと、マルタは鉄道がなくバスのネットワークが発達しています。3日くらいいるのであればパスを買ったほうが安くて便利ですよ。空港で買えるので買ってから移動しちゃいましょう!
マルタの首都バレッタのバスターミナル。バスが沢山!
ということで、実際体験した旅行記をまとめています!オススメスポット、オススメグルメたくさんですので、ぜひ旅の計画の参考にしてください!
やっぱりマルタは猫の楽園だった
まずはやっぱり猫。海外の猫島と言えばマルタですから。実際にマルタに猫はいるのか?ということで、猫を歩きながら探してみました。さすがはマルタ、噂通りでした。ただ日本の猫島のようにわさわさいる感じではないですが、ところどころにいる印象。猫好きにはやはりたまらん国ですね。
コバルトブルーの海を眺めて食べる贅沢ランチはマルサシュロックで
続いて、ヨーロッパへの旅行といえば外せないのが食。地中海と言えば魚でしょう!ということで、伝統的な食材ランプーキを食べにマルサシュロックという漁村へ!ただ、この日はあまり入っていなかったのか、ロックフィッシュ(カサゴ)をいただくことに。ロックフィッシュもマルタではよく食べるらしく、おしゃれな盛り付けにマルタで採れたシャルドネの白ワインをいただきました。
ちなみにこのマルサシュロック、コバルトブルーな海を堪能できますことと、マルタの伝統的な舟ルッツがぷかぷかしていてとっても写真映えするおすすめスポットでもあります。
スリマで食べる!マルタの郷土料理ウサギの赤ワイン煮込み
そしてもうひとつ、実は僕の中ではこちらがメイン。ウサギの赤ワイン煮込みです。こちらはディナーでいただきました。ググりにググってこの店だというところを突き止めて予約して突撃!かなり流行っているので、行く前にはやはり要予約かも!でもマルタに来たらこれは食べてほしい、むしろこのウサギを食べるためだけにマルタに行きたい!そんな気持ちにさせてくれます。今も行きたいおすすめグルメ!
中世の空気を感じられる古都イムディーナ
マルタは歴史あるくにです。マルタ騎士団もいたくらいですしね。当然現代しか生きたことのない我々ですが、なぜか不思議と懐かしくなる中世の空気を味わえるのが古都イムディーナ。城壁に囲まれた静寂の町でタイムスリップしてみるのも良いと思います。ビーチで盛り上がるのもよいですけど、たまには過ぎ去った歴史に思いを馳せて当時を思い浮かべるのも良いのではないでしょうか。
ゆっくりと地中海の空気を感じつつ、猫に癒され、美味しいものを食べ、歴史を感じるそんな旅はいかがでしょうか。オススメです!
マルタの夕焼けが目に染みるぜ