印象派からその先へー吉野石膏コレクションに行ってきましたよ。(三菱一号館美術館っていいですね!)印象派の絵って自然を描いている作品が多くて、基本的に明るい印象なので、見ていてもとっても気持ちよく鑑賞できるのがいいですよ。心の中にそよ風吹いてる感じとでもいいますかね。
ぼくにとって画家というと苦悩の象徴という感じもするのですけど、悩んだり精神病んだり、、、そんなとき鮮やかで色彩豊かに描いていくことが多い印象派って見てて安心するかんじで、いいなとか思う。
何というか悩んでいるときは、キャンパスくらいは明るくなっててほしいですもん、近しい時代のハーグ派やバルビゾン派など落ち着いた色調だったらなんか余計に沈んじゃいそう、キュビスムとかもう色々崩壊しそうだし(とても失礼な主観ですが)。ちなみに下の作品はゴッホが印象派の方々と出会う前にオランダで描いていたもの。ハーグ派の特徴的などんより雲。
外に出て絵を描くようになったら、やっぱり太陽と風、動植物の存在を一番に感じられるものだと思う。向こうから働きかけてくるというかね。そういうエネルギーをそれぞれの技術でキャンパスに落とし込んだのが印象派の作品なんでしょうかね。下の作品はモネのやつ。すごいなあ、エネルギー渦巻いてる。悩みながら描いてるのか、あっさりか、楽しく描いてるかは知らないけど、見てる側は明るい作品はそれだけで元気がもらえる。
太陽の光ってやっぱり体にいいものですし、生命に囲まれているということはそれだけ孤独から救われると思う、そういう見方でいくと、印象派のひとたちって室内でこもって描いてる人たちより健康的だったのでは?みたいなこと考えてしまった。下のはマティスですけど、この人たちは室内でもなんか楽しそうな雰囲気あるけども、だから外に出なくてもいいのかな?とか。
これから自分も制作したりアイデアまとめる時とか、外でやってみようかなって思ったりした。こないだ代々木公園で作ってた時、案外良かったんですよ。青空アトリエいいかもしれない。