【スペイン巡礼24日目】ボカディージョだけじゃない!至高の本格ハンバーガー!

 

■本日の工程
2016年5月4日 巡礼24日目
ポンフェラーダ(8:00)→ヴィラフランカデルビエルソ(14:30) 約23km

朝起きた時の体、特に足のバキバキ感はすごいもの。その中でも膝。「今日1日歩けるのかなあ」という今日一番の不安を朝イチに感じる、それほどのダメージ。

特に昨日は下り坂で膝に負担をかけていたから、今日は特別か。

朝ごはんをゆきちゃんひろくんと3人で食べてゆっくり出発。今まで普通に話してたのに今日でもう会えないかもしれないという、一期一会的感覚も自分の中に随分と染み付いてきた。

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朝のアルベルゲの様子

 

ボカディージョも旨いけどハンバーガーも食ってほしい!

オーストラリア付近の国のお母さんたち3人組と腕組みして記念撮影。若い男はいつだってモテるのだ。笑ってコミュニケーションとれれば、国は関係ないらしい。

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若々しいお母様方

 

今日の朝は比較的暖かい(しかし昨日の昼は暑かった・・・)曇り空だけど歩くには適している静かな朝。風邪はもうすぐ治りそうな気がする。

昨日キーマスターが絡まれてたというスペイン人のおじさんたち。その人たちにまた絡まれて撮影会。こちらも撮ろうとするとわざわざ帽子を取っていい顔をする。全くいいおっさんどもである。

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陽気なおっさんたち

 

雲はどんどん厚くなり雨が降りそうな気もする。今日はどこまで行けるだろうか。

途中小さな町の教会に入った。どこでも、立派な祭壇がある。信仰のパワーは素晴らしいものがある。コウノトリも立派な巣があるのは教会で子供運んでくる印としては、とてもマッチしているよね。

昼ごはんはハンバーガーを食う予定!ボカディージョもいいんだけど、意外にハンバーガーもバルのメニューで見るので気になっていた。噂では肉感たっぷりで旨いらしい!

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一見怪しげなお店、これでも巡礼路

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で、入ったらいかつい店主

 

サンティアゴという名前の人でメガネコレクター。お父さんもおじいさんもサンティアゴという名前らしい。すごい折り紙の「ビバORIGAMI」を、やってて変人扱いされてるとか。。。。(ビバORIGAMI調べたらおりがみ新世界―名人達の傑作集 (ビバ!おりがみシリーズ)なるものが出てきました。)

確かに一風変わったファンキーなオヤジの店。ちゃんとメニューに在るじゃないか、ずっと食べたかったハンバーガーを注文!

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でっかいビールを飲みながら待つ

 

しかし、頼んだもののなかなか出てこない。ハンバーガーってそんな時間かかるっけ?と思いきや、すいません、きたーー結構本格的なハンバーガーきたーーーー!肉にチーズにベーコンにトマトに卵!何重になってるんや。。。デカビールにデカバーガーこれで驚きの6.5ユーロ!怪しげな店だったが美味くて安い!

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うんまそーーな肉厚なハンバーガー!

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と、後ろにサンティアゴ(撮ってないではやく食えみたいな顔してる)

 

芽吹いてきたぶどう畑

ファンキーサンティアゴの店を出てしばらくすると、あたり一面はぶどう畑。久しぶりにこんな景色を見た、歩き始めたころのようでまだ数週間だけど懐かしさがこみ上げる。時期なのか地域なのか、ぶどうの樹からは芽が出てきている。初めの頃は全くでてなかったのになあ。でもすこしだけ緑づいていて可愛らしい。

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でっかいトラクター

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かわいらしいぶどうの樹

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壮大なぶどう畑

 

ガリシア名物!絶品プルポ!!!

街のバルの看板に書かれてる料理名にプルポの文字が見えるようになってきた。ガリシアに入ったのかな。ガリシアに入ったら名物料理のプルポ(タコ)は絶対らしい。プルポの看板ににワイン畑。美味しいご飯に美味しいワインが楽しめそうな予感。

さて、今日の朝の目的地は約35㎞地点の町であった。地図上ではほぼ高低差のないフラットな道であったこと、これまでの経験による慣れからいけるかなと思ってたのだけど、いざ歩いてみると大いに甘かった。慣れはあるものの蓄積による疲労により体が満足に動かなくて、結局23キロの町で断念した。

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道端で遭遇した黒鶏。

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街で遭遇したダイナミックな肉運び屋

 

今日は昔の学校を改装したようなアルベルゲ。外は古そうだけど中は改装されていて新しく清潔なイメージ。Wi-Fiはないけどキッチンも付いて5ユーロは安い。

前から痛かった右足の親指。さよならを言う時が来たようで、診てもらうとどうやら上の爪は死んでしまっているらしい。。。新しい爪が1ヶ月後にこんにちはするとのこと。初めての経験でこわいなあ。

風呂に入って洗濯物を干して、とりあえずプルポを食べにレストランを探すことに!怪しげな店を路地裏に発見。お父さんが一人でやってるバルで、あんまり観光客向けじゃなさそうな感じのお店。

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怪しげなので突入する

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それらしいお父さんが

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一人でやってって

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最高のビールを持ってきてくれる店だった!

 

楽しみにしていたプルポをビールとともに注文(その後すぐにワインも注文)。何この柔らかさ。ガリシアすごすぎ。ワインと合う合う。タコにたっぷりとかけられたオリーブオイル(パプリカパウダー風味)をパンに付けるといつまでも食べれる。これはまずい。夜ご飯もあるので、ここではこれくらいに。

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こんな旨いのか。プルポ。。。侮ってたぜ、マジに旨い。

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にゃんこのたまり場でもあったこちらのお店

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そんな目で見られると。。。

 

タコもいいけど肉もいい。ひたすら食ってる僕

夜はステーキ買ってアルベルゲで調理。今日もひろくんと一緒だったけど彼も料理が好き見たい。ワインは結構奮発して10ユーロの、リザーブを購入。めちゃくちゃ美味しい。甘味渋み重み完璧。スペインワインってこんなに美味しいんだね。日本で安くて美味しいワイン見つけるの頑張らないと。

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いかつい運び屋がいた肉屋でステーキを購入する

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じじいの存在感がすごい

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赤身を頂きます、けっこう味気ないというか、自然の味。

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焼いて

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ビールでいただきます!!やっぱり歩いた後のビールと肉は最高だ!!さっきプルポ食ったけど

 

寝る時間におもろいおっさんに遭遇。隣のベッドのおっさんだけど、真っ暗な中で「ヘイ!」とか言ってくるから何事やと思ったら急に手出してきて、握手。挨拶してくるわ、シーンとしてんのにどかーんな音出してコメデイ映像みて笑ってる。他の人は迷惑でしょうよ、はよ寝ろおっさん!

寝る前にデイジーから連絡がきた。彼女はデイビッドとセブレイロという峠の街にいるらしい。ここよりも30㎞程先の街まで歩いてる。自分よりも1日ちょっと先にいる感じ。数日前までデイジー同じところだったのに、デイビッド追いかけて頑張ったんだなあ、会えて良かったなあという気持ちと、もう僕は会えないかな〜と寝袋の中で考えてた。

 

※この記事はその日書いたものをベースに、後日加筆修正を加えたものです。

 

【スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ】
2016年4月11日〜5月10に敢行したスペイン巡礼780kmにわたる自分探し・世界遺産・三大聖地を巡る旅として30日間ひとりぼっちで旅に出てきました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、スペイン巡礼に関するあれこれ(準備、持ち物、費用、ルート、日数、言語等々)をまとめています。

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