【写真日記44】吹き込まれる命

これまで写真を印刷することは少なかったけど、
昨日は酔いにまかせてたくさん印刷した。

A4サイズでの印刷なので、それほどPC画面でみるのと差はないはずなのだが、
画面上で見ているのと随分と印象が異なった。

こう、写真の中の人物が命を吹き込まれ今にも動き出しそうな、
そんな印象を持った。

PCの暗いハードディスクの中では撮影日やサイズなどの数字上の情報だったものが、
プリンタを通して命を吹き込まれ、物理的な存在として再構築される。

もはやデジタルな数字はなくなった。

すると画面で見ていた時よりも、ずっと感情が揺り動かされることに気づく。

1年前の事が昨日のことのように思い出され、
思わず目頭が熱くなる。

やっぱり写真って素敵だ。

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