外国人観光客の着ているTシャツの日本語が極まっていた話

日本人のTシャツに書かれている英語をネイティブの方が見ると思わず笑ってしまうものが多いようです。何度か日本人モデルが英字のTシャツを着こなして、颯爽と歩いている映像を見て、ネイティブが爆笑しているというバラエティ番組を見た事があります。Tシャツ買うときはデザインや雰囲気で決めていて、文字の意味なんか気にした事なかったですが、とんでもない文字が書かれているようですね(笑)海外旅行するときはできるだけ文字書いていないものを着ていかなあかんと秘かに決意をしているいむりんです。こんにちは。

■日本語Tシャツの陰謀
さてさて、そんなわけで100%日本人(お寿司大好き)な私は少しばかり憤りを感じている訳ですが、ネイティブにそこまで笑われていいのでしょうか?いや、よくない!

君たちはどうなのだと、聞いてやりたいわけですよ。でもあんまり日本語書いている服を着ている人は海外にいないので、ターゲットを絞って、具体的には日本に来ている観光客に対してアプローチしていきたいと思っています。

海外では日本語がクールだとかいうことで、結構うけているということもあるそうですが、観光客が着ているTシャツの文字がほとんどの場合クールでない気がしています。おかしなことになっているのはあなたもご承知の通りです。

これはまぁ、日本人にも責任あると思うので、何とも言えませんが。。。
選ぶ側は僕たちが英語気にしないのと同じように、観光客も漢字の意味を知っている訳ではないと思います。ほぼ雰囲気(漢字のデザイン性など)だと思うので、ほぼ供給サイドの陰謀です。なんでその単語選んだと。

おそらく、ぼくと同じバラエティ番組見ていて、日本人が知らずにあんなに笑われている事に憤ったんじゃないでしょうか。その腹いせに変な日本語Tシャツ着せたれみたいな感じになったんじゃないでしょうか。

「富士山」「侍」など日本を代表する文字や、「弱肉強食」などの四文字熟語などなどはまぁいいでしょう。とくに、京都や浅草なんかのザ・観光地的な所でよく見られますかね。一方、前者の日本的な漢字ではなく、「変態」「巨根」など卑猥な漢字を身にまといつつ、練り歩く観光客を見かけます、そんな人に限ってそれらしい顔つきをして歩いているのは何でしょうね。似合いすぎていて怖いです。

で、原宿にふらっと出かけたときの話です。原宿も今、東京を代表する観光地となり、多くの外国人観光客がいらっしゃいます。みなさん楽しんで観光しているらしく、ある人は写真を撮り、ある人はクレープをほおばり、それぞれの原宿を楽しんでいます。

■男前が掲げる極み
そんな中、ぼくが歩いているその先に、わりとおとなしそうに街路樹にもたれている男性を見つけました。後ろ姿でしたが、ときおり横顔が見えましたところ、30代半ばくらいでしょうか、北米風の整った端正な顔立ちをしています。しかしながら賑やかな原宿の雰囲気には似つかわしくない哀愁も漂っています。

誰かを待っているのでしょうか。すごく物寂しそうなので、待ち人がいるなら早く迎えにきてあげたらいいのにとか思いつつ、ぼくはその人の横を通り過ぎようとしました。横目でちらっと見たときに何やら文字が書かれているではないですか。少々、かげがあり、時おり寂しそうな表情を見せるその方もまた日本語のTシャツを着ていたのです。

縦書きでTシャツの中央にこう書かれていました。






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その意味わかって着ているのか、お店のおっちゃんに勧められて着させられているのかはわかりませんでしたが、極まっているんだということを考えたとき、僕はやるせない気持ちになってしまいました。

みんなでわいわいやってる「ゲスの極み。」ならノリということもあるだろうし、冗談っぽい感じの雰囲気もでるでしょうけど、一人木の下で悲しげに立っている人が「ゲスの極み。」なのですから、そりゃ哀愁の一つや二つまとったオーラが出せるでしょうと思いました。

他国の言葉を胸に掲げるときには、注意したいものです。

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