山をナメた素人が高尾山の紅葉を見た後、洗礼を受けた話

こんにちはいむりんです。先日とあるセミナーを聞きにいきましたのですが、ちょっと開始まで時間があったので高尾山にいってきました。(セミナーは八王子ということでわりと近かったので)東京に住んではや7,8年くらいなんですが、高尾山、初めて行ってきました。

都内からもちゃちゃっと行ける山として人気スポットということで、そんな噂はよく聞いていたんですけど、「僕山派ちがうし海派やし、山登って何がおもろいねん」という風に登山している友人なんかにはいつも毒づいておりましたわけですが、ここまで近くまできたということで、まあせっかくやし(何がせっかくだ)紅葉の季節やし、いっちょいってやりますかということで、いっちょ行ってきてやりましたんですが、何ですか、この山っていうでんすかね?ええですやんか、気持ちええですよ。景色の美しさよ、空気の美味しさよ、団子の美味しさよと。(団子は山に関係ない)

ということで、不覚にも山もいいじゃないかと思ってしまいましたんで、団子、ちがう山についてもちょとだけ書いておこうかなと。だって紅葉きれいなんでしたもの。

■高尾山には高尾山口駅!
さて、高尾山に向かうには、まずは高尾山口駅まで電車でいきます。新宿からなら京王線の特急に乗れば50分ほど!しかも高尾山口行きとかもあるので乗り換え無しで楽々、便利で近い!往復しても1000円かからない金額ときて、さらっとリフレッシュしに行くのに人気な理由がわかります!おてごろっ!!

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高尾駅だったり、高尾山駅だったりといろいろあるんですが、高尾山に行くには高尾山口。みんな迷わないのかな。

「高尾山って山でしょ?なんかどうせぼろぼろの駅校舎で山しかないんでしょ?」って満足してる人多いじゃないですか?多くない?ランクで言えば、下の上くらいでしょうと思うでしょ?観光地なんやしいいとこ中の下位なもんでしょ?と思うでしょう?ぼくだけ?いやホンマにそう思ってきてみたら、「なにこれ?」めちゃくちゃきれいやん。駅。普通以上というか、え、上の上っていうか最高にきれいですやん。なんか温泉もやりだしたみたい。イメージは箱根とかそういうイメージでした。
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アホほど綺麗な高尾山口駅


■山頂まではケーブルカー

山頂までは歩いても行けるんだけど(だいたいはみんな歩いていくのかな?)見た感じ登山ぽい格好の人、普段着の人の割合は4:6で登山ぽい格好の人が多い印象でケーブルカーで山頂まで行く人が多いみたい。この日は僕も衝動的に来てみたので、当然山はメインの目的でなく普段。(というかや海派きどり僕は山派?は?意味わからん。みたいなこといってたくらいですので登山ツールなんかもってるわけもなく。。。)ということで、僕も便乗して素人にも優しいケーブルカーで山頂まで行ってみることにしましたのです。で、時はすでに夕方16時くらい。便乗も何も、すごく空いていて、ガラガラでした。午前中はみんな乗りたいので、60分弱くらい並んでたとかいうのが信じられないくらい。
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ケーブルカー前はとても賑わっている(既に降りてきた人たち PM16:00)

なので逆にこの時点で、山頂では下りケーブルカーの行列が60分ほどの列をなして待っているとかいう情報をチケット売り場のお姉さんから聞きまして、ひとまずどうするかいったん悩む。歩いて降りたら40分くらいらしい。

「よし歩いて下るかな、下りは楽でしょ!上りより楽々!!紅葉の季節、景色も綺麗やしむしろ歩いて帰ってきたいわ、歩くつもりやったし」とか山素人的な発想で下ることを安易に決意。(山は下りのほうがしんどいのだよ、自分よ。あと山は日が暮れるのが早いのだよ、自分よ。と後で思う)ということで上りチケットを購入。
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もぎってもらうとチケットは可愛く見えるのは自分だけだろうか

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かわいいケーブルカー、これに乗れる

■いざ、ケーブルカーで山頂に行ったらば!?
ケーブルカーに乗り込む、おお夕方だから空いてる!楽々といい席をゲット。相当な急勾配を登っていくらしいケーブルカー。何でも日本一の急勾配だとか。すごいな、こんなとこでうっかり日本一と遭遇してしまった。しかしすごい勾配やな。箱根登山鉄道もすごかったけど、こちらもすごい。乗ってる時間は5分程度。「ホンマに歩いて40分もかかるんかいな。」とか思いながらいったん山頂の景色を楽しみにかしこく乗車。
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普通にびびるほどの勾配(ビッグサンダーマウンテンか)、紅葉も色づきを見せる

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上下のスレ違いはここ1箇所、そりゃ並ぶわ

いよいよ山頂に。。。到着!
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ものの5分で約500mを上がってきました

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おおーーーーーーー!きれーーーーー!

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景色きれーーーーーーーー!

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黄色く美しい世界に包まれてちょっと雰囲気出てる

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紅葉の世界観に舌鼓

紅葉きれいやん。やっぱり。景色もきれいやし、高尾山あなどってたわ、そりゃ人気出ますわよと思ってたら、お団子屋さんを発見!舌鼓は舌で打て!と。

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目に飛び込んできたお団子!

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もう一つ、目に飛び込んできたえらい行列!

これは下りケーブルカー待ちの行列。「歩いて降りたらよろしやん」とか、「並んでる間あったら団子でも食えばいいのに。」とか思いつつ、ぼくはケーブルカー待ちの列ではなく、団子の列に並ぶ。「並ぶなら完全に団子でしょ?」しかし団子はおもちゃみたいやけど、でっかくて魅力的(ちゃんと味噌を塗ってくれる)。
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並ぶならこのだんごで決まり!の図(味噌装着後)

すごい並んでるからきっと美味いんやろうというミーハーな感じで、団子を購入。だいたい、こういうところの食べ物って、なんかどこぞで作ってきて簡単に処理して出してきて、どこでくっても同じ味するパターンのやつかと思ってたんですけど、「なん、じゃ、こりゃ、げろうまやんけ」勝手にこの団子を名物に決定して、紅葉と一緒に撮ってみたりしながら「花より団子て、花も団子も楽しめるのが高尾山ですやん」と。いや、そこまで思ってなかったか、うまいと思いながら食ってただけか、みたいなことを今思い出す。
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うまーい!(味噌装着後)

紅葉だけでなくやっぱり空もきれいで、やっぱり山っていいじゃない、とか思い出して、「海派とか言ってるやつの口に無理やりこの団子突っ込んでおいしくさせたろか」みたいなことを思ったような思ってなかったような。
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夕焼けもきれい

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紅葉目当てだったけど紅葉なくても良いほどにきれい

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幻想的な空

■山をナメたらほんとに痛い目を見ることができる
んな感じで、夕焼けを堪能しておりました、ら、あっという間に日が暮れました。

は?

暗くなってきてな、、、い?はやくない?登ってまだ20分くらいよ?

あ、え、ちょっとまずくない?と思ってそそくさと、リフト(ケーブルカーの他にリフトもある)待ちの人の列を左手に見ながら下っていく。
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まだまだ勢いが衰えない順番待ちの列、ジャパニーズクオリティ

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そしてこの銅像が不気味な暗がりに良い雰囲気を醸し出す(こんなん今いっこもいらん。)

下りながら景色を楽しむ体での40分の下り承諾したんですけども!これは、結婚式の2次会の食事とかで「バイキング形式ですのでご自由にお取りください。何回でもおかわりOKです」とか言われてわーいってなって、おかわりできるんやし、1回めは様子見で少しでいいかとか思って、さて、2回目いくかと思って行ってみたら、いつでも食えるサンドイッチとポテトチップスとメインのカスしか残ってなかったみたいな感覚を思い出しました。

というか景色とかいう問題でなくて、雨(山では降ってたらしい)で、下りの坂道でしょ?靴(スニーカーとか違ってブーツ→完全山ナメてる)は滑るわ、なんかもう明かりもないし、怖い上に寒い。寒い。
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あっという間にこんなことに。

行きのチケット売り場で、

「よし歩いて下るかな、下りは楽でしょ!上りより楽々!!紅葉の季節、景色も綺麗やしむしろ歩いて帰ってきたいわ、歩くつもりやったし」

とか山素人的な発想で下ることを安易に決意した自分だったり、そこまではまだ許せたとして、

「歩いて降りたらよろしやん」とか、「並んでる間あったら団子でも食えばいいのに。」とか思って、最後に「並ぶなら完全に団子でしょ?」とか。

バカかと、山をなめばかるなと(意味不明)。今履いてる滑りやすいブーツのかかとの方を脳天に振り下ろしてやりたい気分になりました。

半分ほど下ってきた時にはこんな事に。
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うそでしょ?何かもはや映画みたいやん

なんとか残りの半分を下りきり生還しましたが、足は滑らないように変な歩き方をしていたのですでにぷち筋肉痛、これは明日?明後日?期待できるわーーー。
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しかし、こんなにいたのか同志たち。

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いや、ほんと何事も無くすんでよかったよ、と

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戻ってきたらまたすごい箱根感

てゆーか、箱根ってこんなんやったけか?(適当にいってるにもほどがある)しかしほんと雨の日は坂道すべります、行かれる方は天気と時間とかの計画はちゃんとたてて向かいましょうね。ほんと山は危ないので、行くときはちゃんと計画を立てて行きましょう!(最後はまじめに)

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