おびただしい球体のあつまり、永遠の反復。
唯一無二の沖縄の恵み。
海ぶどう。
最近沖縄料理を食べる機会がよくあり、
お店にいくと必ず頼むことになるのがこの海の恵みです。
けれどこんなに食ってるのによく知らない。
ということで調べてみたんですね、海ぶどう。
なんと海ぶどうは「クビレズタ」という名前がついていて、
いつも呼んでる海ぶどうは通称名でした。
(グリーンキャビアとも呼ばれるのだとか。まあ、たしかに)
この一粒ごとにどれだけの沖縄の恵みが入っていることでしょう。
ひと噛みすればそこにはもう青い空が青い海が広がり、
三線の音色が心地よい風にのってやってきます。
保存状態もきちんとしていないといけないし、
高価な食べ物であることも頷けます。
これが本当に泡盛に合うのですよね。
ただ唯一の懸念は酔いがまわってくると、2房〜3房を
一気ぐいする海ぶどう強奪犯が増えてくることです。
そこで、私は意を決して、ある日1人の強奪犯に厳しく問いただしました。
「なんでそんなに一気に食うんですか?」と。
そうすると、驚きのコメントが返ってきて、
私は納得せざるを得なかったのです。
「1房じゃ味しない」
だそうで、
「そうだね。」
と答えるのが精一杯でした。