ピーター・ドイグ展行ってきました。国立近代美術館です。
チラシ見ておっ!てなってましたピーター・ドイグ展ですが、会場ではもっとおっ!!てなります。いや、いいもの見ました、これは実物、間違いなく実物。サイズ感重要。色の重なり溶け込み、透け、いずれも生で見なきゃです。写真OKだったので、一部紹介しときます。写真下手くそですいません。
基本的に大型サイズに描かれてて、全体の印象は見ちゃいけない絵本を見てるような感じ。幻想的だけど怪しくて、でも現実的だけど、やっぱりこんな世界はないと思えるような夢っぽさある。絵画の中に吸い込まれそ。
ピーター・ドイグは100%自分の想像の世界を描くわけじゃなくて、写真なんかをみてイメージ膨らませて描くということ、あとこれまでの画家からも随分インスピレーション受けてそうな感じを受ける。館内解説パネルにもムンク、マティス、ゴーギャンの名前を見かけた気がするし。
そういう人のタッチと自分の感性を混ぜ合わせて全く別物に仕上がってる。すげえ。これはもはや発明といってもいいのではないかな。「アイデアの作り方」というその筋の名著の中でも筆者は既存のものの組み合わせが今ないアイデアになるみたいなこと言ってたと思うし。
存命の現代アーティストなんですよ、ピーター・ドイグ。だけど、30億円で取引されてる絵もある、作品でかいので置いとくところもないけど、家に置いときたくなる作品ばかりでした。まあ買えませんけどよ。
ウイルス落ち着いたら是非。かからない自信ある人は今空いてるかもだからいいですね!休館情報チェックしてどうぞ!6月までやってますので焦らずでも大丈夫!是非実物を!!