メレ山メレ子さんの生前葬で香典を供えて生(死)を考え直す話

わっさわさのビッグ犬(懐っこい)の「わさお」の名付け親でお馴染みの大人気ブロガーのメレ山メレ子さん。もはやわさおの方が有名?旅(昆虫)ブログではみなさんお馴染みのメレ子さん、急に告りますけどぼくめちゃくちゃ好きなんです。

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わさお(メレ腐よりお借りしています)

■紹介するまでもないけど、メレ山メレ子さんです
ストレス社会でかろうじて生きてるしがないサラリーメン(給料泥棒)の僕、日々生命を削られながら(なかなかなくならない)も、なんとかその職務を全う(多分平均以下)することを目標に(していない)日々デスクに向かっている(だけの)僕なのですが、そんなストレス社会の一瞬のオアシス(昼休み)として、束の間の潤いをいただいてたブログ、メレンゲが腐るほど恋したいの主がメレ山メレ子さんその人です。

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うへーその節はありがとございました。

このブログほんといろんな場所にトリップできるので、たった一時間のフライト(昼休み)ですが、見所満載(長文)なので、いろんなところにトリップして帰ってこれなくなる(昼休み超過)ことも数知れず。。。おかげで「そんなに楽しいんなら行ってきていいよ?」と、何度帰る見込みのない片道切符を渡されかけたことか(きーっ!行くなら行ってやりますよ!ただし沖縄希望。片道でもええが、切符(鉄道)では行かれへんわ、飛行機の旅券わたせーーー)

■メレ子さんの生前葬にお供えいたしました。5000円。
まあ、半分くらいは冗談(旅券の下りは本当かも)なんですが、で、なんでいまさらメレ子メレ子言ってるかというと、この度(旅)全然しらん恩人のメレ子さんに香典を備えれたからなんで、むしろもっと他の人も香典渡したほうがいいよということで、勝手ながら物好き(崇高なる)ネットサーファーに気づいてもらえるように、ヴァイタリティが皆無な僕が意気込みをテキストにぶつけているわけです。

メレ子の生前葬
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「香典?」「は?」となってるかもしれませんが、その前に更に前置きを。。。メレ子さんちょいと前に、ブログとは別に「旅+生きる(死ぬ)とは?」みたいなことをテーマにしたエッセイ(メメントモリ・ジャーニー)も書いていたりしますんでして、それを読んでみて、さらにというか、「え、こういう人だったの?」とショックどころか、むしろめちゃくちゃ好きになってしまいました。好き変化で言うとこんな感じ。

【今まで】好きブロガー  →  【今】神

そんなレベル感です。日頃から自分も死ということについて、一人で答えのないことをぐるぐる考えていたり(特に飲むと100%)、死生観を問われるような書籍だったりアートだったりを好んで選んでインプットしたりしていることが多い僕でしたので、メレ子さんのこれまでの旅行記にそって彼女の死生観に触れる(しかも読みやすい)という連載には見事に食いついてしまいました。(すごく心地よいテンポで、どこか懐かしい思い出をたどるように、死について考える機会を与えてくれるエッセイです。死んだらどこに行くの?生きるって何?と死について考えるための肴が欲しい人にはぜひ読んでもらいたいですね。第1回目が特に良いです。
(あ、全く興味おまへんという人は無理せず旅行しろ!いったん「わさお」からいこう!)関係ないけど、死を考えるにあたって、以前読んだ「特殊清掃〜死と向き合った20年の記録」この本すごくいいです。

■クラウドファンディングで行う新感覚生前葬で棺桶づくり
とまあ、そんなエッセイを書かれているメレ子さん。香典といったのも、このたびエラいことを企画しているみたいで、なんと自分の生前葬をクラウドファンディングで資金、もとい香典を募っているということで、見つけた瞬間に備えてみたという話です。(生前葬という言葉は今でこそ市民権を得てきていて、長寿大国の日本においてはむしろ子供よりも長生きする親が少なくなくなってきたこともあって、実際に企画する人や考えている人も一定数いるとのことで、ググれば結構出てきます。)

でもメレ子さんて若い(ぼくと同い年みたい)じゃないですか。そんな人が生前葬。。。じゃメレ子さんはどんなこと企んでいるの?ということでいくと、こちらはメレ子さんからのメッセージですが、、、

【旅と死について書いていくうちに西アフリカ・ガーナの装飾棺桶への興味が高まり、棺桶工房に取材するだけではもの足りないと思うようになりました。「自分自身の棺桶をオーダーしたい」というのは、最初は冗談に近い思いつきでした。自分の棺桶を常にそばに置き、残りの人生をどう後悔しないように生きるかを考えるためのフックとしたい、という気持ちがだんだん強くなってきたのです。】

ということで、自分の棺桶を作ってしまう企画というかイベントというか、儀式というか式典というか、まあそうなんです。「自分の棺桶?なんでそんなもん?」って思うでしょう?でも普通に棺桶違うんですよね。こんなページがあります。

西アフリカ・ガーナで独自の進化を遂げたアート棺桶の画像いろいろ

上記のURLでご覧のとおり、故人(生きてるけど)の好きなモノをかたどってアートな棺桶を独自のセンスで作ってくれるということらしいです。メレ子さんなんでやっぱり昆虫なんでしょうか。とまあ、そういう自分の好きなものをベースにした棺桶を見つめながら生きていくことで、忘れることなく情熱を燃やしながら生きていきたいということのようです。

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棺桶エビ:メレ子さんのツイッターより(可愛いとは言いがたい)

で、そのための資金(香典)をあつめているということなのですが、なんとこの香典、あげっぱなしのもらいっぱなしではないみたいで、本人からの香典返しがあるということ。しかもリアルの香典返しより返還率(超失礼な言い回し)がいいと思うですから、また更に驚きです。

しかも1000円からこの尊い(面白い)企画に参加できるので、物好き(崇高なる)ネットサーファーのあなた、このビッグウェーブに乗らない手はないと思いますよ。(僕、そっこーで渡しました5000円だけど)しかしいままで、こんなウキウキで香典渡すことあったかな?いやない。今後「メメントモリ・ジャーニー」を書籍化した際に、謝辞として名前入れてくれたり、サインした書籍もらえたり、何やった棺桶に刻印してくれたり、現地行った写真をアルバムにしてくれたりとか、金額によって香典返しの内容も異なるみたいなんです。

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香典だけでなく、棺桶来たらお花もお供えしにいきたい

■生前葬で自分の生き方(死に方)を考える
しかし生前葬って自分の死を考えるに当たってめちゃくちゃ良い手段だと思います。自分は何のために生き、どうやって死んでいきたいのか。これを考えないと生前葬はできません。また、今回のケースに近いもので死に方を考え、逆算しながら自分のキャリアを紐解いていく。そんな考え方も聞いたことあります。

日頃は生きていること死を別のものとして切り離して(時には対極のものとして)考えますが、生ききることは死ぬことなのだから、やっぱりニアリーイコールなわけですよね。他人の葬式に便乗して楽しんでる側面もありますが、ぜひ参考にさせてもらって自分のこれからも見つめ直したいと思います。

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僕はどんな死から生を振り返るのでしょうか。京都で撮影してきた永観堂の臥竜廊

しかしメレ子さんどう思っているのか聞きたいのだけど、棺桶デカそうだけど、どこに置いておくか決まってんでしょうか。(あんなエビ棺桶だったら部屋にいたら夜中動きまわりそう。。。ひい)もしかして大豪邸?だったら香典集めやんでもええもんね。棺桶で部屋いっぱいになって、棺桶の中で眠ったりするんでしょうか?暗がりで棺桶からぬーっと牙はやして出てきても違和感なさそうやしそれはそれでOKか。応援してます!というのも、何か死ぬのを応援してるみたいで変な感じですが、どんな棺桶がやってくるんか、ほんと自分事のように楽しみですね。

最後に、こちらからお供えできます。興味ある方はぜひ。

メレ子の生前葬
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