こんにちは、いむりんです。日々仕事に励んでいるみなさんだと思うのですが、がむしゃらに頑張るだけではなく、戦略的にがんばっていけば、評価されるのも早くなるかもしれません。これは社外の競合企業だけではなく社内での評価にも関係していきます。
■まずは現状の自分の戦闘力を測ってみる
頑張るにしても、今の自分を知らないと伸ばすべきポイントも評価されるであろうポイントもわかりません。自分の戦闘力はいかほどなのか、分析してみましょう。
VRIO分析というものがあります。これは企業の経営分析を行うフレームワークの一つです。あまり聞いた事はないでしょうか。自分たちの会社にはどんな価値があるだろうかということを明らかにしていくものになります。
VRIO分析のフレームワークは、下記の4つの単語の頭文字からできています。
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1.Value(価値)
・我が社が提供している価値はどんなものがあるのか?
2.Rarity[Rareness](希少性)
・その提供している価値に希少性はあるか?
3.Imitability(模倣可能性)
・真似されることは難しいか?簡単か?
4.Organization(組織)
・それを実現する組織力はあるのか?
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こんなイメージでフレームを考えていきます。そうすると自社の強みがわかり、また弱みを補う参考になります。と、こんなことを紹介したのは、これで自分自身の戦闘力を測ってみましょうということです、これは企業にだけに当てはまるものではなく、自分自身を振り返ることにも使えるからですね。
■社内における自分自身の価値を分析する
こういう分析ですが、営業をしている方なんかは、顧客への提供価値を考えるということで似たような事を行った事はあるかもしれません、しかし対顧客だけではなく、同じ要領で会社における自分の価値というものも分析することができます。こうしたことを社考える事は少ないのではないでしょうか。この機会にぜひ一度考えてみてください。同僚のあいつとは何が違うのか、自分にしかできないこととは何なのか。
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1.Value(価値)
・会社に対してどんな価値を提供できているのか?
(社内でどんな役割を担っているのか?)
2.Rarity[Rareness](希少性)
・自分の他に同じような価値を提供できている上司、部下、同僚はいるか?
3.Imitability(模倣可能性)
・その役割、価値を自分のかわりに行うのは容易いか?
取って代わるのはむずかしいか?
4.Organization(組織)
・上記を活かしていくだけのモチベーション、体力などは備わっているか?
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こうした要素に独自性があればあるほど、あなたの会社での価値は大きくなり、影響力も大きくなっていきます。逆に、あなたが会社に提供している価値がなく、あったとしても誰もがやっていたり、やろうと思えばすぐできるという事であれば、別にあなたでなくてもいいわけです。
これを自分自身で分析してみて、社内の誰もやっていない事、あなたしかやれない事を磨いていくと、社内では重宝されることになります。また、独自性はなくとも先輩が行っている事を同レベルで行えるようになるという事もあなたの強みになります。なぜなら先輩より安い賃金で同じ価値を提供できるのですから、当然会社的にはあなたの方が評価されることになります。今後あなたを見る目は変わってくるでしょう。
■がむしゃらに頑張るのではなく、着実に積み重なるものに時間をかける
客観的に自分自身をみて、何が特別なのか、隣の同僚とは何が違うのかを考えてみるといいと思います。社内であなたの価値が独自性をもつように価値を増していっていただければと思います。
そこでひとつだけ、頑張りは積み重ねられる対象に向けるという考え方をもっておくことが大切です。残業などして人の倍仕事をするということではありません。(なぜなら多くの場合次の月にはまたゼロからです)こうした気力、体力だけで出している成果は自分自身に残らないですし、また気力さえあれば真似されてしまいます。
一方で、例えば英会話の勉強をする、簿記の資格をとるようにする。プレゼンテーション講座を受けにいくなどなど、ある期間だけでなくなってしまうものではなく、今後の自分にきちんと残っていくものに時間をかけていくことを心がけるとよいでしょう。
むやみやたらに会社で時間をつぶすのではなく、時間が来たらさっと帰り、未来の自分のために時間を使う事を心がけるということですね(ぼくの場合はこんな風にブログを書いているのもその一つです)どんどん尖ったポイントを意識して社内での、影響力を増していきましょう!