映画「万引き家族」でもやもやの扱い方を考える

映画「万引き家族」を見た。やっと見た。

何かあった時、渦中の人にしかわからないことがたくさんある。平たくいうと外野はわからないと思う。その立場に立った本人しかわからないことなんて死ぬほどある。自分は悪くないのに、責められるべき対象にうまいことやられてハズレを引くなんてこともある。知らない外野はそれを責め立てる。最近のメディアの報道なんてこんなのばかりだし。

客観的な目線は大事、でも主観でしか見れない視点を無視しちゃいけない。折り合いを全てつけられるかというとそうではないけど、そのもやもやを正しさというナイフで切り落とすことは果たして本当に「正しい」ことか。

正しいとか間違いとかは基準からの距離で、その基準では測れないものはたくさん存在する。そしてその基準の定め方も過去の誰かが作ったものなのであれば、基準を参考にしつつ、それでいて疑いながら、自分で絶対的でなくても妥当でまっとうなジャッジを下せるようになりたいもの。

賛否両論あった作品だけど総合的にはとても評価されてる作品、自分もとてもいいなと思った。なんか映画撮りたいなって思った。しかし安藤サクラよかったな。

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