新米写真家が街角ポートレートを行うことで得た4つの学び


ひょんなことから須田誠さんという写真家が主催する写真教室に参加することとなった。友人に誘われるままに参加し、あまり内容もわからずに参加した僕だったけど、思わぬ収穫がたくさんあった。内容は街角で歩く人たちに声をかけてポートレートを撮影させてもらうというもの。

街角で声をかけてポートレート。実際最初はやりたいとは思わなかった。断られるに決まってると思っていたし、相当ストレスかかったりエネルギーがかかるから。実際自分が知らない人に写真を取らせて欲しいと言われてもやっぱ怪しいと思うもの。

でも実際やってみると、それでも快く引き受けてくれる人たちもいて、写真を撮るだけでなくコミニュケーションがとれて楽しかった。

実際は90分程度しかやってないのだが、その短時間でも十分に学ぶ事は多かった。そしてそれは、すべてこの場でしか学ぶことができない内容ばかりだった。今回はその学びをまとめておく。


撮影したポートレイトを出せないのは残念ですが、ここでの写真はその日撮った写真をアップしまする。

街角ポートレートレッスン1:必要以上に恐縮するな

街角で声をかけてポートレートを撮らせてもらうということは、相手の時間をもらうことにほかならない。モデルを連れて街で撮るものとは似て非なるものだ。

そんなことが頭によぎり、あまり時間をかけるのも悪いと思ってしまう。実際はじめのころはOKをくれた人に対しても恐縮の念が先立ち、必要以上に低姿勢やそそくさとこなすという感じでしか撮れていなかった。

OKをくれた人はある程度覚悟してOKをくれているのだから、こちらもじっくりと撮ることが礼儀だと撮りながら気づくことになった。

街角ポートレートレッスン2:被写体の細部に目を向けろ

ただし、一瞬のうちにいろんなものを判断しないといけないのはもちろんそうで、人通りや車も通る、被写体に集中すべきだが、ちゃんと周囲にも気を配る必要がある、複数人でチームを組んで行うのがベストかも!)例えば、女性であればこんなこと。

・髪の毛のセットが崩れている
・襟元がいがんでいる
・ネックレスがずれている
・口紅が歯についている
・バッグの位置が悪い

こんなことがないように被写体の観察は何よりも重要なこと。というのも街角で声をかけて撮らせてもらえるポートレートは撮り直しがきかないですから。

街角ポートレートレッスン3:被写体と心の距離を近づけろ

そして、チャレンジすべきは最短の焦点距離で撮ること。物理的な距離は精神的な距離も近づける効能があるように思う。それに寄って撮ることができれば、引いて撮ることは難しいことではないのですから。はじめに寄る、そしてそこから離れるのだ。逆だと距離はつめづらい。心の距離も縮まりづらい。これはポイントだ。

最短撮影距離僕のこの日のレンズだと45cm。はっきりいてカメラなしでこの距離に顔を近寄せれば完全にパーソナルスペースに踏み込むことになる。それくらいの距離に近づくのだから自然体&真剣な姿勢で相手を安心させることが必要になる。

街角ポートレートレッスン4:写真技術より人間力を磨け

ただ、こうしたポートレートはダイレクトに自分自身が被写体に投影されるのが撮っていてわかる。撮る側の自分が難しい顔をしていると当然レクチャーなんか受けていない被写体が笑ってくれるはずもない。

そのためには気遣いも必要だが被写体に興味を持つ心である。気心知れた知人であれば「こいつをかっこよく撮ってやろう」そんな気持ちになると思うが、初めて会った被写体にも同じくそのような気持ちを持つように目の前に人間にも同じく興味を持ち話を進めていく。技術以上に対人間のコミュニケーションが大切なのがこの街角ポートレートだ。

そして、カメラだけでなく何にでも通じることであるがコミュニケーションを行うにあたっては日頃の自分自身が投影されると思う、つまり写真の出来を考える上では写真を撮っていない時間をどのように使うのかが重要になってくる。

隠し撮りや倫理、道徳的な問題など写真家はともすれば犯罪行為すれすれのグレーラインをはしる集団でもあると思う。そんな中において街角ポートレートは写真技術ではなく、人間力を磨くためにこそふさわしいのかもしれない。登竜門として経験しておくことはかなりプラスになる行為だと思ったのであるる。


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