こんにちは、いむりんです。僕は2023年12月4日に40歳の誕生日を迎えたその日から熊野古道を歩き始めました。
大阪から紀伊路と中辺路というルートを通り熊野三山(本宮大社、速玉大社、那智大社)を巡るため15日間歩いてきました。その日々の記録をブログにアップしたものをまとめています。
歩いてみたリアルな感想や巡った王子の写真を載せていますので、熊野古道に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。(王子は旅の無事を祈った祭壇のようなもの)
熊野古道「紀伊路」と「中辺路」を15日間かけて歩いた記録をまとめてみた
熊野古道って和歌山の南のエリアのイメージ強いと思いますが、実は京都から続いてるんですよね。よく考えればそうかって感じなんですけど、熊野古道は平安時代時の天皇や法皇が参る道、彼らは京都に住んでいたわけなので、京都から始まるのは当然って感じですね。京都からは川を下って大阪までいきまして、そこからは陸路で熊野を目指して歩き出すということだったそうです。
ということで、僕も今回歩くにあたっては、陸路の始まりの地、大阪の天満橋から15日間かけて熊野古道を歩き熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)を巡礼してきました。
今回歩いた道は2つです。大阪の天満橋から和歌山の紀伊田辺までを結ぶ「紀伊路」と紀伊田辺から熊野三山を結ぶ「中辺路」です。(他にも道は、伊勢神宮と結ばれている伊勢路、高野山と結ばれている小辺路、そして紀伊半島の海沿いの方をぐるりと結ぶ大辺路もあります)
15日間毎日簡易的に日記のようなものをつけていたので、それをまとめなおしたものを日々の記録としてブログにアップしています。熊野古道の全貌や事前知識をまとめていますので、参考にぜひ。
ちなみに熊野古道は、南下するごとに道の雰囲気が変わっていきました。紀伊路も前半と後半で随分雰囲気違いますので、(1)紀伊路前半、(2)紀伊路後半、(3)中辺路の3つにわけてまとめておきます。どのルートもそれぞれ特色がありましたよ。
紀伊路前半(1日目:大阪天満橋 から 4日目:和歌山まで)
紀伊路の前半は大阪の天満橋から、和歌山に入るまでの約60kmの道。かなりアスファルト多めの道。がんがん車が走る道を歩いていくので、あんまり熊野古道感はないし、王子の場所も体系的にまとまっているものがないので、探して歩くのがかなり骨が折れたという感じ。ただ通しで歩いている人は少ないようなので、良い経験できたかなと思ったり、南大阪散歩のついでにくらいな気持ちでいけばありな気はする。
紀伊路後半(5日目:和歌山 から 9日目:紀伊田辺まで)
紀伊路の後半は和歌山から、紀伊田辺までの約120kmの道。実はこのあたりが一番面白かったかも。山もあるし、みかん畑も通るし、海沿いも歩くし、和歌山の古い街並みも見れたりする。砂浜にある王子はここしかないので結構珍しい。比較的フラットな道も多いので、余裕を持って歩ける。毎日違う景色が見れていいルートだし、醤油発祥の地も通るし、魚も美味しいし、季節が合えばみかんも食べれるしで、古道以外にもわりと楽めるはず。
中辺路(10日目:紀伊田辺 から 13日目:本宮大社 / 14日目:速玉大社 / 15日目:那智大社)
中辺路は一本道というわけでもないので、厳密には測りづらいのだけども、僕が歩いたのはメインの道、約100km(と、公共交通機関を逃したことでしぶしぶ山を越えることになって8kmほど余計に歩いた、そこも熊野古道なのだけども)。この道はよく観光サイトとかで出てきそうな、山の中を歩いていくような道のり。景色はすごく良いけども、つねに山って感じ。あと高低差が結構すごくて、思ってた100倍しんどかった笑 そのしんどさはぜひ日々の記録で見てやってほしい。熊野詣はもう1回で十分と思わせてくれるクオリティ、満足度10点満点。
【熊野古道(紀伊路・中辺路)2週間280kmの歩き旅】
2023年12月4日から約2週間、熊野古道を280km歩いて旅をしました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、熊野古道巡礼(熊野詣)に関する事前知識や宿泊情報、費用、日々の記録などをまとめています。熊野古道のリアルな情報にご興味ありましたらぜひご覧ください。