年1回くらいあるような気がします。
恒例の東京大寒波。
今回は寒波もこれまでの中でも一番張り切ってたんじゃないでしょうか。
ものすごい雪降ってきましたからね。
おかげでベランダ大変なことになってましたからね。
ミッドナイト24時に思い立ってベランダに降り立って、
体が動くままに雪をかき集めました。
紆余曲折の末、変なおっさん(雪の精)があらわれました。
「仏様を彫るというよりは木が教えてくれる」
仏師が木を彫る時に、こんなことを聞いたこともありますが、
若かりし頃の僕は「本当かよ」なんて毒づいたこともありました。
今回、そのころの非礼を詫びなければなりません。
勝手に雪の中からこのおっさん(雪の精)が出てきたのですから。
現れたのですから。
私の意図とは遠く離れたところから、まさに出現したのです。
ギュスターヴ・モローの絵画に「出現」という有名な作品がありますが、
それくらいの出現っぷりです。
ベランダから部屋を見ています、覗いてます、監視しています。
怖いです。
出来ることなら、もっとありがたいような、麗しいような、
スカっとする気持ち良い雪の精に現れてほしかったです。
来年の大寒波に期待したいところです。