企業特殊性を意識した働き方〜将来を見据えて伸ばす能力を考える〜

こんにちは、いむりんです。さて「今の時代、企業にぶらさがっていたら将来どうなるんだ?」と心配になって独立も視野にいれて、日々過ごしている私です。(もう今は辞めてしまっています)

現在会社に勤めながら、独立を考えている方って一定数いらっしゃると思うんですよね。もしそうであれば、会社を辞める事を前提として、今回のテーマである「企業特殊性」というワードを意識して、働き方を少しずつ変えていった方がいいかもしれません。

自分の能力はこの組織でしか活かせないのか?

「企業特殊性」「組織特殊性」という概念があります。

その「特殊性」ってなんだという話ですが、簡単に言いますと「特別」とか「固有」という意味で捉えてもらって良いと思います。なので「企業特殊性」というと、その企業の固有の、独特な性質となり、今の自分の会社でのみ活かすことができる能力だと説明することができますね。

逆に言えば、その会社以外では役に立たない能力とも言えるかもしれませんね。

自社の商品についてめちゃくちゃ知っているという人がいたとします。当然すごく役に立つと思いますが、転職するとその知識っていうのは活かしようがなくなります。

もちろん同業界や競合先に転職となれば、活かすこともできるかもしれませんが、他業界では全く必要のない知識ですね。(転職する際は同業の方が転職しやすいのは、受け入れる企業側も入社する求職者側も即戦力としての活躍が期待できるからです。)

社内政治は立派な企業特殊能力

ドラマや小説で(もしくはリアルな職場でも)「あの人、仕事できないのに上に気に入られて出世したんだよ」などと陰口を叩かれているようなシーンです。

これぞ、まさに「特殊性」の極みだと言っても良いのではないでしょうか。実際、日本の企業で出世するには、「世渡り」がとても大切ですね。「社内政治」とも言いますね。これも立派な能力です。

上司からしても使いやすい部下は求められるところです。需要と供給がマッチすれば、登用してもらえますから。(もちろん仕事ができて、社内政治がうまい人が上に行ってもらう分にはとても良いと思いますけどね!)

ただ上司のご機嫌を伺うことは、その部署で働く間はいいですけど、転職、もしくは部署異動するだけでもこれまでの努力が役に立たなくなる可能性があるということを忘れてはいけません。(社内の派閥とか怖いですね笑)

自分の将来を考えて伸ばす能力を考える

この会社にずっといるつもりはないという人であれば、この会社「だけ」で活かせる能力を養うより、どこにいっても役に立つ能力を養っていく必要があります。

一方でこの会社に骨を埋めると考えている場合(そのために出世を考えている場合)は、この「特殊性」に目を付けて、自社独特のポイントを見極めて世渡り上手になる必要があります。その中で、社内政治を行うなどの努力はかなり有効です。

評価する人の傾向と組織のキーパーソン、仕組みやシステムを鑑みて、何の能力を磨くべきかを意識しておいた方がいいですね。

さて、冒頭でのわたしの状況「今の時代、企業にぶらさがっていたら将来どうなるんだ?」という話に戻ると、辞める前提で働いているのに、その会社でしか使えない能力を磨くのは時間をムダに使ってしまっているということです。

今、自分が行っている仕事、またはその取り組み方、努力の方向性についてこのままでよいのか?一度立ち止まって確認してみるといいかもしれません。

逆に自分の才能や能力から、生き方を考えるということもありだと思います。南の農作物の種は、北の大地では育ちませんからね。適材適所、自分のいるべき場所を見定めることも必要です。

もう既に実施されている方もいらっしゃると思いますが、もしまだやったことがないという方は以下の様な書籍も参考にしていただきながら、ぜひ自分のいるべき場所、伸ばす能力と向き合ってもらえたらと思います。

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