今日の痛みレベル
- 日中の痛みレベル)★★★★★★★
- 夜中の痛みレベル ★★★★★★★★★
こんばんは、いむりんです。今は真夜中。半日ほど前に痔の手術を終えました。
最初は麻酔も効いていたので、なんともなかったのですけど、それから1時間ほどしてきますと、じょじょにお尻に痛みが戻ってきて、最後には意味がわからないほどの激痛に、おしっこでないというダブルキャンペーンに見舞われています。
排尿スキル喪失により、引き続きおしっこが出ません
寝た体勢で、尿瓶でというのもハードル高いので、
尿瓶では出ない人も一定数いますよ。
と看護師さんも言っていた。でも、その後起き上がっても出なかった。痔の手術後、おしりの力のかけ具合もなんかいつもと勝手が違うし、その関係で、おしっこの方法を見失ってしまったみたい。
今は、真夜中。眠ったら明日が助けてくれる。と思ってもお尻の痛みが寝かせてくれませんし、おしっこが精神的に攻めてきます。
擬人化したおしっこ「いきたいんじゃない〜?そろそろいきたいんじゃない〜」
ほんまおしっこが内部で爆発する寸前な感じです。
こちらは、トイレに立っていくのも、勇者が傷つきながらも最後の魔王と戦うくらいに力振り絞るので、並大抵ではない決心のもとでトイレに向かわないといけません。(本当は手術翌朝までは尿瓶なので、立ち上がってはいけないんですけどね。)
そして、トイレに立っても出ない。
僕「おいおい、まじかよ、あんだけ行きたがってたやん〜てか出そうなのにでないって何?おしっこの仕方忘れた?あれ、どうするんやっけ?」
こんなに頭が混乱すること久しぶり。
僕「あれ、おしっこってこうやってこうやって。。。」
僕「っていつも圧倒的に感覚だわ!」
自分が信じられない今、祈りしか残されていない
その見えない感覚に頼れなくなった時、自分を信じられなくなった時、人間は道を見失うものです。あとはもうそれ以上の存在に対して祈るしかない状態です。
トイレの前でポーズを変えながら30分祈り続ける。午前2時頃、病棟は寝静まっています。
やっと、、、
出た。
眠れない手術後の真夜中を徘徊するリビングデッド。そう呼んでも差し支えないほどにベッドとトイレをのっそりと痛みを我慢して、行ったり来たりです。お尻が痛いので、なんかドナルドみたいな歩きになってる。
ほんとに出なくてあきらめる時もあれば、30分程度粘ってようやく出るときもあるみたいな状態。めちゃ行きたいんですよ、おしっこ。なのにも5戦して2勝3敗。まじつらい。
でも出た時の祝福感、今世紀最大でしたよね。脳内お花畑が開く感じのあれです。出ない時もあるからほんとハラハラでした。排泄関連ってホント大事ですね。
最後のおしっことの戦いに勝利して、ベッドに入るんですけど、おしっこ感覚から開放されたら自分の感覚がお尻に一点集中。
僕「こんなに痛かったけか?お尻」
痛すぎて、反射的に力が入ってしまう。その都度のけぞって声なき声を出して口を大きく開く。急に大きな口を開くもんなので、唇切れたりもしました。水分不足も原因かも。だっておしっこでないんだもん。水取りたくない。もう戦いたくない、お尻との戦いで精一杯。
まどろみを繰り返して、朝の6時。起床のお時間。おはようございません。まじでねみぃというか、修行から帰ってきたみたいに疲弊してる。就寝時間だったはずなのに。
病室からの朝焼けがしみる。
痔後のケアの方法を勉強する
さて、痔を手術して翌日の朝です。痔がなくなっても、その後のケアは必須。おトイレの方法、日常生活についてと、お風呂の効果の映像をiPadで見せてもらいます。
iPadでムービー作ってるなんて今っぽいですね〜!ポイントはこんな感じです。
- 排便時はいきまずに自然に任せる、でなければ5分くらいであきらめる
- 排便後は水で洗う(ウォシュレット直がけだと気絶しますよ)
- 肛門筋肉が緊張すると痛みが増す
- お風呂に入って温めると楽になります
しかし、トイレが恐怖!ほんとに怖いです。日々試練です。
お隣さん退院からの一人部屋でご飯
同室のお隣さんが本日退院だそうです。なんとなく寂しくもあるけど、治る希望もいただけるので、よいことだ。いい感じの人だったんですよ、定年退職していてこれからまた仕事復帰するのだとか。しかし退院してもこれから2ヶ月ほど通院だとか。
そっか、入院終わってもきちんと通院ってあるんですね。油断できないな。食事やアルコールの制限はどこまであるのかなあ、気になる。(退院後も当分はだめみたいです)
お隣さんがいなくなっちゃったので、1人部屋状態。だからといって騒いじゃダメだしそんな元気全くない。というのも朝熱計ると、37.7℃!!寒くて布団追加してもらいました。(体をしゅじゅつで切ったりしてますし、痔を抑える注射も発熱することがあるらしい)夜寝ていないので、朝のチェック終了後、ちょっと寝る。
しばらくして起こされると、ご飯が準備されていた。久しぶりのご飯。丸2日食べてなかったからなー。病院食でも嬉しい笑 断食中隣の人が食べてる音聞いてて羨ましかったもんね。
朝ご飯のメニューはこんな感じ、完全に流動食。気力なくてめちゃ雑い撮影笑
- 汁のみお粥(版想定通りの味 甘い味噌がついてた)
- なんかのポタージュ(塩味ついてて美味しかった)
- プリン(パッケージはさておきプッチンプリン的な味でもう1個食べたい)
その後痛み止めとかの点滴を打ってもらって、薬を飲んでまた睡眠。
お昼ご飯は急に結構グレードアップして、
- 五分粥(ボリュームました感じある)
- 鳥の蒸したやつとほうれん草付け合せ(素材の味感じれる)
- 大根とにんじんの煮付け(不思議な味付け)
- 味噌汁(味噌と塩って感じの味)
- 寒天ゼリー(おいしい)
病院食はまずいとかいうけど、あっさりで味気なさはあるけど、素材の味はちゃんと感じたので普通に美味しかった。これお皿変えたらあと3倍はうまくなるなと思った。
実は想定より痔核がひどかった!
夕方、手術してもらった先生に診察してもらう。早速、
「先生、こんにちは、昨日はありがとうございました、死ぬほど痛いです。」
って心から丁寧にお伝えしたら、
「そりゃそうだよ」
という想いを伝えたところ、手術前の痔核(いぼ痔)の写真を見せてくれた。なかなか生々しい。
「自分の症状って普通に比べたらひどい方ですか?」
「結構すごい方ですね、手術前想定していたよりもすごかったし」
とお言葉をいただいた。大きな痔核が3つだと思ってたらあと2つほどそれらとは別に腫れがあったらしい。
なので、切ったのは4箇所、注射で抑えたのが1箇所という処置だったよう。
「でも我ながらかなりうまいように手術できたし笑、きれいに治るよ」
って笑いながら言ってたな。経過は順調のよう。ありがとう先生。
相当切られてますし、縫われてますね。そりゃ痛いわ。
患部確認後、座薬を入れてもらって帰ってきた(これがまた痛いんだな、いれるのが)。帰ってくるとまた熱が上がってた。38.8度、ここ数年で1番上がったな。お布団2枚にしてもらって氷枕ももらう。痔の手術ってこんな大変だったのか。。。痔を抑えるための注射が熱を出す事があるらしい。
来る前はテンション上がってたけど、完全に気力と体力無くなってて、、ほんとすいませんな感じ。この日は湯がきすぎたほうれん草のようにへろへろでした。(例えも頭おかしい)
だが、しかし。リアルな痔核手術ライフお伝えすることが今回のこのブログの目標なので、こんな日もあっていいかな。明日はさらに良くなってることに期待。
夕食を済ませて早めに就寝
寝ているといつの間にか18時頃。夜ご飯がお部屋に到着。
- 七分粥(お茶碗いっぱいなのでボリュームすごい ねり梅もあった!)
- 焼き魚(蒸し焼きみたいな 醤油ほしい)
- ポテトサラダのざっくりなやつ。(じゃがいもの食感とちがった、ハムがうまい)
- 蒸し野菜カリフラワーとにんじん。(体にいいタイプのマヨネーズ、意外にうまい)
美味しかった。お皿変えたらもっと美味しいやろうに笑
人のために作ってくれた料理はどこのものであろうとうまいですね。
食べながらお腹ゴロゴロいってるし、お通じが楽になるようにとよく噛むことを心がける。病院にいるときだけでなく、普段から気を使えばいいのにね〜。
今日は昨日寝れていない分、ゆっくり眠りたい。痛みはお昼過ぎたあたりから少しずつマシになって期待できそう。
また明日につづきます!
以下のページは僕が2021年9月から痔の治療のために病院に通いはじめ、最終的には入院して手術、そしてその後の壮絶な試練の果に痔からの自由を獲得していくまでの数ヶ月に渡る闘病生活をまとめたページです。(ついでに大腸がん検査もやっています!)ぜひ現在「痔」でお困りの方はぜひ参考にしてもらえればと思います!