大学3年生のための早期離職しないための就活法〜ナビは広告〜


 朝晩が冷え込むようになりましたね。コートがないと外に出れなくなってきたなと思っていたらもう12月、寒くなってくるのも当然ですね。さて、そんな12月からスタートするのが就職活動。大学3年生の皆さんにとってはこれからの数ヶ月、自分の将来を見据えた勝負が始まりますね。しかし、この就職活動、知っている知っていないでかなりの差がついてきます。

 大学卒業した若手社員の早期離職が3割を超えているという事を聞いた事があるかもしれません。頑張って就職活動して入社しても3年経つ頃には3人に1人は会社を辞めているんですよね。(厚生労働省職業安定業務統計:平成22年3月卒業者のデータでは31%)これってとっても残念なことだと思いませんか?みなさん、最初から辞めるつもりで会社を選んでる訳じゃないですよね?

 今回は就職活動を控えるみなさんに、せっかく入社した会社を早期離職してしまわないために、おさえておきたい就活法をお伝えしていきたいと思います。その中でも今回はみなさんの就職活動の必須アイテムであるリクナビやマイナビといった『就職ナビの見方』について仕組みの裏側も踏まえてお伝えしたいと思います。

■就職ナビは広告だという事を認識しておく

 この就職ナビ(以下ナビ)は就職活動を行うみなさんなら、当然のように登録されるかと思います。そこで改めて認識しておいてもらいたいのが、ナビは「広告」だということです。就職媒体を扱う企業の商売のツールだと言う事です。そして誰からお金をもらって運営しているかというと、学生ではなく企業です。つまり企業目線で作られているサービスだということですね。(もちろん学生が集まらないナビに価値はないので、そういう意味では学生もきちんと見ています)

企業は新卒採用を行うためにこのナビに高いコストをかけています。リクルートやマイナビからすると毎年自社のナビを使ってもらいたいわけですから、学生のエントリー(応募者)を集めないといけません。そうすると応募者が集まる記事」を作成しなければなりません。しかしながら、これが行き過ぎてしまうと早期離職の原因の一つになってしまうのではないかと懸念します。

■良い記事を作るためのテクニック

例えば、ナビの記事を作成するためにこんな話を記事の作成者に話したとします。

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 我が社はまだまだ小さな会社です、福利厚生や仕組みも整っているわけではなく、これから整備していかないといけない。また組織的にというより個人プレーで頑張ってる会社です。もちろんやればやるだけ評価されますけど、結果がでなかったらいづらくなる雰囲気もありますね。
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と、このような現状の会社だとしても、これをそのまま掲載したら応募者は誰もこないですよね。人が集まらないとナビの価値はないのですから、人を集めるために、原稿を作り込んでいかなければなりません。ただ、当然嘘はつけませんので、解釈が可能な範囲で記事を作成していきますと、例えば次のような文面になります。

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 現在成長中の私たちの会社、まだまだ企業の規模は小さいですが、その分アットホームだと思います、一方やればやるだけ評価してくれるので、今後の成長のチャンスはたくさんある会社だと言えます。自分自身の成長と会社の成長がリンクするところはやりがいにつながると思います。
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簡単に解説しますと、以下の通りです。

★良い風に解釈し、翻訳する
ビフォーアフターを見ていただくと、全然違う文章のようですが、実は全く嘘は言ってません。そのテクニックの一つに良い風に解釈し、翻訳し直すということがあります。「小さい会社」を翻訳すると、社員間の距離は近い、つまりアットホームということになりますし、大企業と比較しても一人あたりの成果や責任が大きいのは当然、自分と会社の成長がリンクするという表現にすることは可能です。●●ということは逆に言えばこうだよねと、いったん立ち止まって考えてみましょう。

★一般論を織り交ぜる
一般的に経営状況悪くなりたいという企業はありませんので、基本的に成長したいという裏返しの解釈ができます。よっぽどのへそ曲がりでなければ、あなたが成果を出せば何らかの形で評価はされます。(地位、報酬もしくは言葉だけ等)その企業独自の情報でなくても、さもその企業がそうであるかのように一般的論を織り交ぜ作られています。それ普通だよねと客観的に見てみましょう。

★危険ワードはあえて触れない
「結果がでないといづらくなる」という、明らかにマイナスなワードはあえて触れなければいいのです。逆のことを言うと嘘になりますが、触れない事は嘘ではないのです。これは単純な論理ですね。こればっかりはわかりませんので、気になる事があれば直接聞いてみましょう。

普通の話がキラキラ話に翻訳されている可能性があるということも認識の上で、この記事はどういう事が潜んでいるのかを読み解いていく必要があるでしょう。だいたい本当に訴求できるポイントには実績や、エピソードなどきちんと裏付けがあるものです。それがなく抽象的に書いてあるようであれば怪しいかもと思ってみる、そういうポイントは説明会などを活用して直接聞く事ですね。

次回も就職活動する際に事前に知っておくといいことを紹介していきます。


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