西表島の居酒屋ぽっけ〜名物の島イノシシを泡盛で〜


西表島の名物といえばイノシシ、しかも刺身だそう。

近頃はジビエ料理も身近になり、ワインでも飲もうかとビストロに入ると、黒板に書かれたメニューの中に羊やイノシシの文字を随分と見るようになった。すっかりジビエも市民権を得たように思う。

メイン料理を頼む頃には、当然ワインも重めのものへ。ついつい癖のあるジビエを頼みたくなってしまう。(上手く調理されたものは全く臭みも癖もないのだけど)新鮮なイノシシの脂は甘くて本当に美味しくて大好物。はやくスーパーにも牛、豚、鳥、猪みたいに普通に並べばいい。(というかならなければいけないらしいけど、それはまた別の話


西表島の夕焼けはまさに燃えていた。そろそろ夕食の時間である。

西表島のリュウキュウイノシシは刺身でいける!?

さて、西表島のイノシシ。実はこちらのイノシシは本土にいるものとは種類が異なるそうで、リュウキュウイノシシと言うらしい。一方僕らが日頃イノシシと認識している個体はニホンイノシシでという種で、ブタとの混血だそうだ。

リュウキュウイノシシは、混じりっけなしの純度100%のイノシシとのこと。なるほど、食べてみたい。

しかもこのリュウキュウイノシシの中でも八重山(この西表島や石垣島)に分布する種はこれまでのリュウキュウイノシシとは異なり、独自の亜種だとされる研究結果が出ていてますます気になる。


西表島のメイン道路。緑が溢れてる。

ちなみに、ブタは刺身で食べるとE型肝炎ウイルスや食中毒菌があるらしい(ブタはよく焼いて食べなさいと言われる理由)ので、本土のイノシシは生食NGとされている。(厚労省もジビエ全般はおく火を通したほうがいいというガイドラインを出している。)

ただ、西表島の純度100%のイノシシではその心配がなく、刺身も問題なく食べることができるという記事を見かけた。だがググると「西表のイノシシは刺身が食べれる!」という番組を過去に放映して、NHKが大炎上した記事が大半だった。やっぱり炎上社会、ナメてはいけない。(ただ食べても良いと言う記事も見かけた、まあ自己責任というやつだろう)

西表島のイノシシの刺身、気になるが食べちゃダメだと言われてるんだから、ダメなんだろう。仮に食べたとしてもこんなブログでは絶対に言えない。少なくともイノシシの刺身なんていう言葉を使ってはいけないんだろう。


道路から横を見ると、これだもの。イノシシいるでしょうね。

居酒屋ぽっけ。島料理は島酒で。

さて本題に戻ると、旅は「地のものを地の酒で」をテーマに掲げている僕としては西表島に来たからには、やっぱりイノシシを食べずには帰れない。この日宿泊していた旅館のお姉さんにイノシシ料理が食べれる場所を聞いてみると、居酒屋ぽっけを紹介してくれた。

ぽけっとはうす (居酒屋 ぽっけ)
0980-85-6571
沖縄県八重山郡竹富町字上原870
16:00頃~25:00
船浦港から徒歩5分
近隣のホテルから無料送迎あり

お姉さんに電話で空きを確認してもらい向かう準備をする。2つ目の西表の玄関港、上原港のすぐ近くにある旅館からは2km弱ほどの距離。お姉さんが車で送ってくれた。で、帰りはお店の人が送ってくれるということ。なんてやさしいんだ。これが西表島のスタンダードなのか。


ぽっけ

車なら10分弱。ぽっけに着くと、男前のお兄さんが出迎えてくれた。カウンターに通してもらい、男前のお兄さんに「やっぱり島の食べ物を食べたい」と言ったところ、島たこ、もずく酢、テビチ(豚足)の煮付け、そして猪料理を出してもらった。


酒にあうものばかりで幸せ。料理はどれもおいしかったのでおすすめ。

1杯目のビールで喉の準備が整ったら、2杯目からはもちろん泡盛。こちらで食べる料理は全て泡盛に合うようにできている。請福(せいふく)と八重泉(やえせん)どちらかを選べたが、僕はちょっとひっかかりのある八重泉派。請福は癖なくスッキリ飲めるので、逆に危険。


相手してくれたぽっけの男前のお兄さん(この日は臨時でお手伝いだとか)

泡盛は独特の風味が香る。もわっとする感じだけど、キリッとぬける。すっかり泡盛が好きになってしまった。島たこはすでに塩味がついていたので、少しカボスで風味を付けてそのままで食べた。ぷりぷりと歯ごたえがして、噛みしめると口いっぱいに甘みが広がった。自然と泡盛に手が伸びる。相性がいい。

そして、テビチがまた最高。軟骨も柔らかいので、全部食べれてしまう。僕の好きな味付けで少しだけ濃い目に整えられている、さらにボリューム満点。

イノシシはもちろん美味しかった。とくに脂。今まで食べたことの無いような甘みがあるのに、とても爽やかで嫌な感じが全くない。これがリュウキュウイノシシ。いくらでも食べれてしまう。食べ方もいろいろあるから、その日の気分でおすすめを聞いてみるといい。(僕の食べたイノシシ料理は心のシャッターを切っておきました。)


ぷりぷりっとする島たこ


全部食べれる柔らかテビチ

ポッケの名物ママ

3席のカウンターの真ん中に陣取っていたところ、「もう一人来るから」とママに促されて席を端に移した。明日どこに行こうかなと男前のお兄さんにおすすめの場所を聞く。

ママが今まで僕が座っていたところに、腰掛けその奥に座った常連さんと一緒に飲んでる。その話を聞いているのも面白かったけど、僕も話に混ぜてもらうことにして、突っ込んでいく。酒飲むとだいたい仲良く慣れるから不思議。料理を「美味しい!美味しい!」と言って食べてると「お兄ちゃんもう1こなんか食べな!」と言ってくれた。


ただならぬオーラを放つママの後ろ姿

サービスで「餃子美味しいから餃子食べな!」ということで、ごちそうしてもらってしまいました。(紹介していいのか?)一人で飲んでたこともあって優しくしてくれたんじゃないかと思ってるけど、二人分は酒のんだし良い客だったということにしておいたほうがいいかな。

豪快なママ。この居酒屋ぽっけ、名物はイノシシ料理だけでなく、むしろママこそが名物だったというオチで、この日は送ってもらったあと、気絶するように眠りの海へ落ちていくのでした。


酒の量からするときっと遠浅だろうけど、せめてこの西表のきれいな海のようであってほしい。

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