アートの世界に足を踏み入れて1年が経ちました

アートの世界に片足を突っ込んでから1年が経ちました。

美術館やギャラリーにも足を運ぶようになりましたし、読む書籍の種類も変化してきました。いったんは興味のままに領域が広がり、いまは収束していっている感じです。

これに伴って思考にも変化が見られます。ゆくゆくは自分の作品を世に送り出すことになるのですから、当然なのですが、インプットした情報については、須らく表現するとしたらどんな方法があるか?ということを考えるようになりましたし、得られた情報から自分の表現に活かせるものはないか?という変換しようとする思考が自然と廻るようになったように思います。

興味についても、絵画や写真などの西洋史といった芸術全般から、哲学や宗教学、心理学や文化人類学などのコアな学問の領域に触手を伸ばすようになっています。アートが生まれた背景やその変遷、時代ごとの活用のされ方など、アートの歴史を知る必要はそれはもう死ぬほど大きいですが、同じくらいにどうしてそれらの表現が生まれるようになったのか?どのような環境や文化、コミュニケーションの末に生まれたのか?こうしたことも同じくらいに重要で、興味深い領域です。

そんな領域を学ぶことは自分自身がアートを行ううえで非常に大切だと思いますし、小手先だけではない、自分自身の軸を構築する上でも無くてはならないものであるという感覚です。

むしろアートという文脈にとどまらず自分自身が生きる上で重要な考え方となっているようです。仕事においてもアートにおいても自分がかかわるこれらの領域においてこれからも「なぜ?」「どうして?」という理由やルーツというものへのアプローチを忘れずに日々の時間を過ごしていきたいと思うのです。

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