こんにちは、いむりんです。
今いるバルデナス・レアレスの街アルゲダから空港に向かうまでの間にサラゴサという大きな街があるらしいので、行ってみることにしてみた。
とりあえずバスの行き先を待ってた人に方向合ってるか確認してみる。オーケーだそう。一昨日降りた時のバス停横の謎の建物を時間があったので見学するが、まぁ謎は深まるばかり。
メキシコ舞台になってる映画とかに出てきそうな雰囲気。しかし暑い、少しずつ南にきてるからだろうか、朝で20度ある、こないだは10度きってたのに、、、どこに合わせりゃいいのよスペイン。
サラゴサ行きのバスの運転手がイケメンでした
バスがそれらしい時間に来たので乗り込む。なんかガチャガチャスペイン語で話されたが、よくわからんのでも一回聞き返す。とりあえず背中のデカイ荷物を下のトランクにおいて、これに乗れ的なことを言うので、とりあえず荷物を置いて金を払って席に着く。
1.3ユーロ。「はて?」やたら安いなと思ったら行き先がサラゴサではない。Tudelaという途中のターミナルまでしかいかないみたい。
バスの時間表にも書いてたけどなんじゃこりゃと思ってた謎が解けた。地名だったんか。一昨日パンプローナで調べた時は直通のバスあったのに、ややこしい。
Tudelaという街のターミナルに着いたら、運転手が降りろのジェスチャー。「荷物を取ったら俺についてこい」という。ついてったら、チケット売り場の窓口に連れてってくれて、サラゴサまでのチケットを窓口のお姉さんに頼んでくれた。グラシアスというと肩をポンと叩いていってしまった、なんていいおじさん。
世界遺産の街サラゴサ
おじさんに言われたバスに乗り込むと、ちゃんとサラゴサまで走ってくれた(当たり前か)思ったよりサラゴサという街は大きいようで、バスターミナルから歩いた見てら市街地まで1時間弱かかった。しかも、LRT(すごい路面電車)も通っており、近代的な印象。
サラゴサはバルセロナとマドリードの中間地点の地方都市、バレンシアとも同じ距離くらいなので、スペインのメジャーな観光地を周る時にも立ち寄れそうですね。サラゴサが交通の中継地点にもなっているみたいなので、ついでに世界遺産も見れちゃいそう。「ついでに世界遺産」なんて、とても贅沢な響きですね。
おそらくメインの観光地としては知名度そんなに高くないので、穴場の観光スポットとしてもいいのではないでしょうか!ごみごみしてませんでしたし、日本人一人も見かけず雰囲気良かったです。
またサラゴサの街も巡礼路を通っているみたい、ここがアラゴンルートなるものかも。アラゴンという名前の町を通過したし、道路に貝印が埋め込まれている。目印の黄色の矢印は見てないのだけれども、貝殻のお土産も売っていたし、きっとそうですね。
聖母ピラール教会とサルバドール大聖堂
サラゴサに来たら、まずはこの聖母ピラール教会。穴場観光スポットとかいいましたが、とても立派です。
この場所でキリストの使徒ヤコブと聖母マリアが会ったのだとか。なのでこの教会はその名の通り、聖母マリアに捧げられた教会だと言われています(しかも世界初)。入場料は無料でした。
そして、こちらが世界遺産。サルバドール大聖堂というカテドラルですが、ラ・セオとも言われたりしているそうです。ピラール広場の東側にあり、アラゴンのムデハル様式の建築物というそうです。舌噛みそう。
カテドラルを二つ見て、いずれも中は撮影禁止。これまで通ってきた巡礼路フランス人の道のカテドラルは、こんな厳しいとこ今までなかったのに。同じ世界遺産でも扱い違うんですね!
聖母ピラール教会は塔の上までお金(3€)を払えばいける仕組みになっている。エレベーターしか無くて、しかも勝手にではなく常に受付のおっさんがエレベーターガール的な役割をする。ずっと同じ暇そうなおっさんとエレベーターの中でくっちゃべっている。
サラゴサの画家と言えばゴヤ!ゴヤ美術館で謎の画家の生い立ちを探る
もはや穴場ではないか。サラゴサは見どころ満載ですね。さて、サラゴサはスペイン画家のフランシスコ・デ・ゴヤの故郷らしくて銅像なんかも立っています。そんな関係で、ゴヤの美術館もありまして、ついでに今日インターナショナルデイ?というイベントで運良く無料でした。(そんなのあるんだ!)
ゴヤについては、こんなブログが有りましたので、ご興味のある方はぜひ!
3分でわかるフランシスコ・デ・ゴヤ(1) スペイン最大の画家ゴヤの生涯と作品
ゴヤと言えば、黒い絵ですが、その中でも「我が子を食らうサトゥルヌス」が有名ですよね。あの不気味な自分の息子を哀しそうに食らっている絵です。(見たかったのですが、「我が子を食らうサトゥルヌス」はここにはないです)
ゴヤはスペインで最も成功した画家と言われてましたが、聴覚障害で音が一切聞けなくなったのだとか。そして、その時を境にして作品の変遷が始まったようで、そんなゴヤの作品の変遷がここでは見ることができます。サラゴサにきたらぜひ見ておきたい観光スポットです!
サラゴサ中央市場(Mercado Central de Zaragoza)
きれいな建物があるなあと思っていたら、なんと市場でした!遠くから見たらまったくわかりません。おしゃれすぎる。
外国の市場は面白いからなあ、時間もあるし、ということで中を見学してみました。色とりどりのフルーツが印象的でしたね。時間帯が中途半端でシエスタ上がりな感じで、人はまばらでした。
市場を出て、暑いし喉が渇いたと思って温度計を見ると32度。巡礼路歩いているときはけっこう寒かったのに!冬からいきなり夏になったような印象。どうなってんだこの国は?
ただし2ユーロで大ジョッキの生が飲める国でもあります。暑けりゃビールが美味い!最高じゃないか。どうなってんだこの国は!
羊の足と聖母ピラール教会の夜景と私
夕食はレストランに行こうと決めていたので入ってディナーメニューを見せてもらうと、なんと羊があるという。昨日、一昨日とあんなに興奮した羊が食えるですと。
スペインで羊というのはあんまり考えてなかったが、最後はゼータクしようと羊を選択。けっこう高い。ビーフが20ユーロくらいのところで35ユーロ。(4000円くらい!)しかも、1/4って書いてるのに。最後やからええやと頼む。ビール二杯飲んでるから赤ワインで。ボトルか?と聞かれたけど、いやいや、グラスで。。。
けっこう時間がかかった。夜景も撮りに行きたいからそんなに時間かけんでもええでと心の中で思いながら20分くらいすぎたこと、なんか原始人がかぶりついてそうな肉が!
「ああ、多分足だこれ。多分、てゆーか確実に足。」
「でっか!!!これで1/4ってなんだよ。」
「足って確かに4本あるわ。その一本か。4本足の1本だから1/4なるほど。ってなるかー!1人の量ちゃうやんけ!」
とおもったけど、うんま。羊の肉って硬くて臭いイメージあると思うんですよね、日本人。でもこれ、臭いこそ羊ですけど、もう全然くさくない!しかもめちゃ柔らかい!
なにこれ!羊に柔らかいって言葉当てはまるんや。奇跡!って思いながらハウスワインじゃ羊に勝てないから、ちょっと熟成された良いワインを2杯いただきました。ワイン一杯じゃ絶対この足やっつけられない!
食べたあとはそそくさと店を出て夜景を撮影。、飲んで酔っ払ってるときの、写真に関しては貪欲さがすごくて、けっこう険しい川べりとかでもズイズイいく見たい僕。
ピエドラ橋と聖母ピラール教会の夜景、この橋も歴史ある橋なのだとか。
満腹で夜景を撮影して僕のスペイン旅行は終了いたしました。この後はマルタに向かうために空港へ向かいます。
ちなみに、ゴヤは僕も帰ってきてから勉強を始めて何冊か書籍写真集を持っている。知らない人は是非、見てみてほしい。味わい深い、というか引き込まれる何かがあります。
【スペイン巡礼780km|自分探し旅行記まとめ】
2016年4月11日〜5月10に敢行したスペイン巡礼780kmにわたる自分探し・世界遺産・三大聖地を巡る旅として30日間ひとりぼっちで旅に出てきました。ここではその旅のまとめ、僕自身の備忘録として、スペイン巡礼に関するあれこれ(準備、持ち物、費用、ルート、日数、言語等々)をまとめています。