こんにちはいむりんです。このページでは社会人で芸大に入ってみようかと考えている人に向けて、どんなタイプの人が続けていけるの?卒業できるの?または辞めてしまう人はどんな人なの?ということを自分自身の経験をもとにまとめています。
あくまでも僕が所属してる京都芸術大学の通信での美術学科、写真コースでの印象です。ぜひご参考までに御覧ください!
続けられる(卒業できる)人の特徴
入学してくるタイプの人は本当に様々です。自分も含めてどんな人が楽しそうに学んでいるのかから挙げていこうと思います。
好奇心が強く仲間づくりがうまい
何よりもこれではないですかね、好奇心。やはり学びが楽しければ、課題を行ったり本を読むことも全て楽しんでやれますからね。しかも吸収も早いですしね。1冊本を読んでも興味の引くキーワードをたどっていったら無限に学び続けられます。そうしてくうちに自分の興味領域も見えてきますし、それが自分の制作にもつながっていきます。好奇心の赴くままに取り組んでいければ、自然と続けられるでしょうし、その先に卒業があると思います。
そして仲間づくりの意識ですね、ほんと色んな人がいますので、スクーリング中はもちろん、後なんかに食事に行ったりコミュニケーションとることで、進捗を確認し合ったり、檄を飛ばしたり飛ばされたり。やはり一人の学びよりもみんなで学んだことを共有したりすることが良いと思います。知識も広がるし、自分の観点では見えなかったことに気付かされたりしますしね。
入学の目的が明確
社会人で芸大に入学してくる人のタイプは、色々ありますが、こういう分け方もできそうです。漠然と学びたいという欲求を持っており、学んだものを生かして作っていきたいという方。そして、これをやりたい、作りたいという目的があってそのために学びたいという方です。後者の方はそもそも目的がはっきりしていますから、卒業までも早い印象です。どちらがいいとかいう問題ではないですけど、目的意識はやはり持っておいた方がいいでしょう。
僕はどちらかというと前者タイプだったので、長く居座ってます笑。いや僕も何かをやりたいという気持ちはあるのですが、自分でもそれを見つけるのが難しくて、結構悩むことも多いです。ただもちろん悩むことも悪くないとも思いますよ!自分のタイプ見極めてそれに準じた行動していけばいいですかね。
単位のとり方が計画的
これは文句なく卒業できる人です。もう一番ですね、きちんと計画立ててる人はもう卒業する気前提ですからね。見習わないとです。ガントチャート作って課題に取り組んでる方は少なくありません。あとはカレンダーに課題の締切日や提出日をきちんと入れてる方ですね。もはや大学卒業とかではなく、仕事や何においても大事ですね。
ほんとに通信だと普段は一人なので、うっかり忘れてしまうのでで、カレンダーに入れてきちんとアラートしてもらえるように工夫することが大事です。(通学だとわりと「あれやった?」とか普通の会話に出てくるのですけど、通信はなかなか、自己管理が大切です。
仕事に活かそうとしている
こういう方も早いですね。ちょっと目的が明確な人というのとタイプが似てるかもしれませんね。仕事に大学での学びを活かしたいという方も、(とくに写真コースなどでは、知識や機材の扱い方とか)そもそも基礎ができている方が多いですね。スキル的にはもうできてしまいますので、進行スピード早いですよね。
ただ知っている分悩んでしまう人もいます。入学の動機も今までと自分とは、違う自分になるために大学に入ったというものだったりします。作風変えたいみたいな感じですね。そうすると逆に今までの経験が足を引っ張ってしまって卒業が長引いてしまったり、、、一長一短ですね。
残念ながら辞めてしまう方の理由
社会人を日々こなしつつ忙しい中で決心をして、準備も0から初めてようやく芸大に入学したんだけども、やはり辞めてしまう人もいます。「いつの間にか、あれ?いなくなってる?」みたいなことあります。辞めてしまうのはこういうタイプの人が多いかなあ、少し挙げてみます。
思っていたカリキュラムと違うと辞めてしまう
もっと技術的なことが学びたいと思って入学した人が途中で辞めてしまう人がいます。このあたり大学と専門学校の違いみたいな感じかもしれません。
写真の専門学校ならその多くが写真やカメラに関係することがカリキュラムとして組まれるでしょうけども、大学の場合は1年から入れば一般教養なんかも入ってきます。編入だとしても必修科目の中には写真から遠い科目もあります。写真撮るだけではなくレポートを書くことも少なくないです。
ただ、それで辞めてしまうのはやはりもったいないですよね。そうした専門的ではない科目も、教養として知っておいた方がいい科もたくさんありますし、その結果視野を広げてくれます。どんどん派生して学びが広がっていくきっかけになりますよね。僕なんかは回り回って作品制作に活かすことができるので、むしろそっちの方が楽しくなってしまうこともあります。(それで僕は学芸員過程とかにも進んだんでしょうけど)
ついていけなくて辞めてしまう
「ついていけない」には意味合いが2つあります。高齢の方なんかは、体力的に続かないという方もいました。何歳でも学べるとはいえ、肉体的についていけないこともあるようです。写真コースはカメラや三脚、PCなど機材の重量なんかもありますしね。また基本は通信とはいえ、スクーリングといって直接対面の授業もあります。そうすると前入りしなくてはならなかったり、早朝に深夜バスで来たりと、結構しんどそうな方もいらっしゃったりしました。
中には技術的に難しい人もいます。特にカメラなんかは機材を扱いますので、PC操作やカメラの扱いになれていない方も大変そうでした。でも聞けば先生も生徒同士でも教えてくれますし、人を頼りつつ少しずつ慣れていくことですね。学校ではPCの使い方なんかもレクチャーしてくれる時間もあります。努力は大事ですけど、一人で抱え込まないようにうまく努力するという意識を持っておくことが大事ですね。
興味が移り変わって辞めてしまう(転部してしまう)
基本的に好奇心強めな人多いですので、学んだことから興味が他に移ってしまって、辞めてしまう人もいます。でもこれはむしろいいことだという見方もできます。基本的に大学ですし、強制されることでもないので、今行っているもの以外にやりたいことができたならそれを尊重するほうがいいかなと思います。
でもせっかく入学するのだから、自分自身興味が移りやすそうなタイプだなと思う人は最短で卒業できる計画を立てて学習を進めていくことも良いかもしれませんね。
卒業できず、辞めてしまう
これはそのままなんですけど、卒業難しくて辞めてしまう方います。通信制なので自分のペースで学べるのはいいことなのですが、当然仕事の都合で出ようと思っていた必修のスクリーングの単位を落としてしまったり、休学を続けたりしながら何年も先延ばしになってしまうとやはり辞めていく方も増えるようです。(最大で在籍できる年数も決まってますし。7年だったかな。)
授業に出なくても基本料金みたいなものは毎年かかりますので、費用は馬鹿になりません。また自分と同期入学の人たちもどんどん卒業していけばモチベーションは下がってしまいます。自分のペースとはいえ、ある程度は計画的に進めていかなければならないですね。
通信で芸大で社会人で大学って、初めてのことだらけなので戸惑いますよね。ひとまず今回は卒業するまで続けられる方のタイプ、途中で残念ながら辞めてしまう方の理由なんかを挙げてみました。ま、辞める前提で入学する方はいないでしょうけども、一応予備知識として参考にしてもらえたら幸いです。
これからも社会人芸大生のリアルな情報をお届けしていきます。