面接官が注目する「過去」が証明する「未来」

いいモノができたからといって売れない時代。

だからいいモノのいい理由を説明しようとするがそれでも通じないこともある。むしろ説明よりもそのモノにどのような背景が存在するのかという事が重要になってきている。就活にも同じ事が言える。

■最近のエピソードからみるストーリーの重要性
さて、ソチ五輪での浅田選手のフリーの演技。前夜のショートの成績はもちろんこれまでの成長、それにともなう苦悩、スランプそういう歴史を知っているからこそ注目するし、応援する。浅田選手自身もこれまでの集大成という言葉で表現されていたけど、まさにそのとおりだと思う。

どんなに感動する映画もエンディングだけ見ても涙しない、これまでのストーリーがありその経過の末、エンディングを見るから感動する。実際僕も、プロジェクトXなんかで製品ができるまでのストーリーを見るとその製品を買いたくなったこともあるし、人に勧めたくもなったことがある。

それを逆の視点から見ると、佐村河内氏の一件はわかりやすい。音楽自体ではなく、作り手の生い立ちや境遇といったストーリーにお金を払っていたことがとてもよくわかる。ゴーストライターが書いているとわかったkらといって、CDの中の音楽が変わる訳ではない。にも関わらず詐欺だ、金返せとなる。

いかにストーリーを重要視しているかがわかる。

■就活における過去(ストーリー)が証明する未来
さて就活でだって同じである。決して今の自分を評価されていると思ってはいけない。今の自分に至るまでの過去、そして過去から現在をつないだ延長線上の未来を見て評価をくだされる。

ただサークルで部長やってるからといって評価はされないということ。どんなサークルの状況で、どんなメンバーがいてその中で自分はどんな役割を担ってきたのか・・・そこに困難を乗り越えたから今がある。そんな敬意があればきっと我が社でも活躍してくれるだろうという見通しだ。

何事も信頼できないと人は決断しない。信頼は今この一瞬で作り出すのは不可能、つまり過去からもってこないといけない。その過去をきっちり説明するためのストーリーを用意しておくことは、就活できっと役に立つ事だと思う。

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