常連客が三軒茶屋のバーのマスターになるまでの話

こんにちは、いむりんです。もうタイトルの通りの話でしかないんですが、縁をたどり辿って、バーでマスターをやることになりました。現在、毎週土曜日の週一ですが、三軒茶屋の三角地帯の一角で現在細々とやっています。バイトではなくちゃんと借りてやってます笑(本業は変わらずサラリーマンしつつあくまで土曜日だけで)

酒飲みがお酒をやめて気づいた9つの良かった悪かったこと」という記事をアップしていたにも関わらず、お酒とその場を愛しすぎていたら想像してなかったところまできました。初心を大切にすること、そんな縁があるんですよということを備忘録的な感じでまとめておきます。

ちなみに、この記事はバーでマスターになるまでの話なのですが、中身はマスターがどうとかっていうよりは、人生何がどうなるかわからんよね〜というお話になったように思います。面白いと思うことがあれば乗っかってみる、転がってきたきっかけには、あんまり断らないという精神で生きていたら今ここ。

いむりん通常
いむりん

誰か参考になる人いるのかな?いればいいなあ!くらいのテンションで書いていきますね。まあこんなこともあるのだと。

マスターまでの道:そもそもの出発点はスペインの巡礼路の出会い

さて、バーのマスターをやることになったことの出発点を振り返ってみると、6年前にスペイン巡礼を行ったところまで戻ります。スペインに歩きにいくとバーで働くようになる。ってほんと何がきっかけになるかわからない、人生というものは面白い。僕はスペインを歩いている中で、一人の日本人女性と知り合うわけですが、この女性と知り合ったことがきっかけでバーで働くことになったのです。

スペインを歩いている時に彼女と仲良くなったことで、日本に帰ったらお疲れ様会をやりましょうとなりました。で、実際にお疲れ様会が開催されたわけですが、その時に連れてきてもらったのが、今働いているバーなのでした。

そこから僕もお店に通うようになり、さらには自分が三軒茶屋近くに引っ越してきまして、ついに常連客の仲間入りをしました。ウイスキーの味を覚えたのもこのお店でした。この時はまさか働くことになるなんて夢にも思っていませんでした。

 

バーテンまでの道:常連としてお店で飲み始める

もともと自分の性格は緊張しいで、人見知りで、極力人と話すのは避けたくなる性質です。でもお酒を飲むとその性質はどこかへ飛んでいって、ただただ楽しいを求める人になるようで。でも酔っ払ってもそこそこの気遣いはできている自覚はあって、(というか酔っている時の方が気遣いできるかもなという性質はあるかもしれない)自分も含めて、その場を最大限に楽しい場にするためにはどう振る舞うべきなのか?を考えながら飲んでいる。(と、自分では思っています)

ということで、このお店でも常連になる過程で、その場にいるみんながどうやったら楽しく過ごせるのか?ということを考えながら飲んでいたように思います。

※みんなのためを思って飲んでいたという書き方をしていますが、とは言っても、自分としてもいろんな人の話を聞けると楽しいし、インプットも増えるしで、その飲み方が自分自身にも得だったんですよね。年上の方のお話は、はじめて聞く話や、含蓄に富む話が多くて、また話の組み立て方なんかもとっても勉強になりました。自分の飲み方と、飲む目的がお店にフィットしたんでしょうね。自分のためにやっていたことが、ほかの方のためにもなっていたのだとしたらとてもラッキー!

するといつの間にか飲み手としての評価が上がっていたようです。まあ皆さん年上の方多かったですし、甘やかしてくれてたんかもしれませんが笑

 

マスターまでの道:決め手

そんな風に過ごしていると、「お店手伝ってよ」と、3年前くらいから本家マスターにお話をいただくようになりました。でも当時は冗談なのかな?どうなのかな?という感じもあったし、その時はまだ通信制の大学に通っていて、まだ卒業も見えていなかった(今は無事卒業しました)こともあって、様子見という感じでした。

そこからコロナ問題で、お店も休みを余儀なくされたり、そのマスター自身の身の回りの環境に変化があったことなどが重なって、新しい体制でやっていこうということで、改めて声をかけていただきまして。少し考えましたが、その場で「やります!」とお返事しました。やろうと思った理由は大きく3つありました。

1:新しい世界・新しいコミュニティ

その時は、ちょうど大学も卒業が決まった頃で、新しいことにチャレンジしたり、新しいコミュニティに所属したいなと思っていたことがあります。一つ区切りがついたことで、新しい世界に踏み出すきっかけを模索していたことがあります。

個人的には狭い世界で生きていくのは性に合っていない気がしていて、まだ見たことのない景色を見たいという欲求が強いのもあって、冒険が好きなんでしょうね。(臆病でびびりなのですが笑)そして、何よりも、お店に立っていればいろんな人と出会えるので、役得な感じするのもいいですね。

2:データと水商売

もう一つは本業の仕事がデータを触る業務ってことが関係しているかも。現職だけでなくこれまでも対企業の仕事、いわゆるB2Bの仕事しかしたことがなかったので、、、バーや飲み屋などの水商売と言われる仕事はその対極にあると言ってもよいですよね。

とくにいまはフルリモートでリアルの場で人に会わなくても、問題なく仕事ができてしまいますので、むしろこういう時代だからこそ、人と関わる仕事をやっておかなければならないのでは?と直感が働いたことも理由の一つ。AIもまだ美味しいお酒の作り方は教えてくれても、その人のためにお酒作ってはくれないのでね、場所の雰囲気やお酒の扱い方はまだまだ需要ありますよね。そういう場に身を置いておきたいというのもあったと思います。

3:学びの場

お酒は昔から好きで飲む量も増えていましたし、飲み始めた頃から比べれば随分と味の違いもわかるようになっていたので、お酒へのリスペクトも兼ねて、作る側で勉強してみることもよいかもしれないと思ったのは大きい。また一人でお店をやるという経験もなかったので、そういう側面でも自分の在り方を振り返ってみたり、今後のための肥やしになるだろうと。(メインのウイスキーはわりと飲んでいたので、お酒全く知りませんというところからではなかったのもやりやすかったですね。お飲んでて役立つことってあるんですね笑)

 

バーという空間は、一つの社会と言えると思います。いろんなお客さんが、いろんな理由で来られて、いろんな話をしていきます。それを受けて新しい話題に発展したりで、知らない話が聞けるのとか、そういうが好きですね。いずれ酒場の社会学というテーマを取り扱って新しい活動をしてみたいもんですわね。

 

マスターまでの道:まずはやってみるの精神

さて、ここまでつらつらと書いてきましたけども、やっぱりスペイン巡礼やアート領域での経験が生きてますね。多方面から物事を見ることを学んだし、いろんなことに挑戦している人や、勇ましい?生き方している人たちと知り合えたことも大きいですね。やりたいと思ったことはまずはやってみようという精神の人たちとの付き合いが多くなったことも後押しされてたかもしれない。

まあ、スタートしてすぐにこんなこと言ってはあれですが、辞めるのはいつでも辞めれますからね。(別に辞める気はないですが!)そこに面白そうなものが落ちてたら、まずは拾ってみようかなと。とりあえず始めてみることが大事で、やってから考えてみたらいいのではという考え方に一票。

マスターまでの道:お店紹介

ということで、ここまではマスターとして働くまでのことを書いてきましたけども、やり始めたら今度はここがスタート地点ですからね。勉強することは死ぬほど多いです。まだまだマスターLv1ですので、これから経験値を積んでいかねばです。この記事読んでくれた方ともお話しできたら嬉しいですね、お近くに来た際はぜひ遊びにきてください。

僕はこのブログで、日本人のスペイン巡礼旅を応援してますし、社会人で芸大(通信教育とか)に入ろうかと考えている方の応援記事も書いていますので、もし話聞きたいという方や、相談にのってほしいという方もいらしたら、ぜひお気軽にお店に来ていただけたらと思います。最後営業になりましたね笑

いむりん通常
いむりん

扉は一見入りづらそうですが?一見さんもわりと多くて、一人でふらっと来られる方が多いお店なので、お気軽にお越しください〜!

毎週土曜日20:00-26:00まで営業しています。その他の曜日は本家マスターもしくは優しいお姉さんがやっていますので、他の曜日もぜひお越しください。お休みの時とか、営業日告知はインスタでやってますので、よければフォローしてもらえたらと思います。それではお店でお待ちしています!!

バー パウザ (三軒茶屋/バー)
★★★☆☆3.02

バー パウザ:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-9

僕は土曜日限定出勤です。毎週土曜日20:00-26:00で営業しています。

※少し営業時間前後する場合もあります。

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