アイスランドへ行ってきた。正直、計画した後も行きたいんだけども、実際行くまでは「遠い」「高い」「寒い」の三重苦で腰が重かった。どんな服装で行けばいいのか考えるところから始まって、準備タイミングもギリギリだった。
でも帰ってきた今、声を大にして言いましょう——行って良かった!と。あの国は一生に1回は行くべきだ、と。地球を地球として感じる、地球って生きて動いているということを全身で感じられる国はどれほどあるのか、と。

シンプルに他の国ではなかなかできない体験をしてきたなあと振り返って思う。この記事では、5日間の旅全体を俯瞰する「総集編」として、ルート・移動手段・予算の全記録をまとめておきます。ツアーの詳細、グルメ、美術館については、シリーズの別記事で深掘りするので、そちらもぜひ。
旅のルート:滞在5泊の軌跡
今回の旅の拠点はアイスランドの首都レイキャビク。宿泊は5日間同じホテルに泊まって、そこから街歩きや日帰りで各エリアへ出かけるスタイルにした。アイスランドは国土が広いけれど、主要な観光地はレイキャビクから数時間圏内に集まっているので、初めての5日間くらいならレイキャビクだけでも十分だと思う。

3月はまだ全然雪が積もり倒してるので、荷物持っての移動は大変なのでね。ちなみにアイスランドは自然の宝庫、ドライブもいいらしいけども、レンタカーなしでも、現地ツアーをうまく使えば十分まわれる。むしろツアーのガイドさんがいってたけど、この雪の時期はほんとに道わかんなくなってたり、滑ったりで事故も少なくないらしいので、雪の季節にはツアー推奨。
Day1|レイキャビク到着・街歩き
(今回は、羽田からフィンランド・ヘルシンキ経由で約20時間。羽田を22時に出発して、現地時間の翌朝9時15分に到着。合計の所要時間は約20時間。(途中経由したフィンランドで3時間乗り換え待ちあり)アイスランドと日本の間には9時間の時差(日本が9時間進んでいる)があるので、夜発にしておくと無駄な時間少なくて良い。)
1日目。アイスランドのケプラヴィーク国際空港に着き、まずは免税店でお酒を仕入れて(これ重要。別記事で詳しく書く)、空港バスで市内へ向かう。チェックインまで時間があったので、まずはランチ。アイスランドではフードホールというちょっとおしゃれなフードコートがあって、そこでまずは喉の渇きを潤し、お腹を満たす(これも詳細は別記事で)。

チェックイン後、今日は何も予定していなかったので、街歩き。まずはこの街のシンボルであるハットルグリムス教会まで歩いた、宿からほんとすぐ近く。(というか旅人が泊まるエリアはある程度決まっていて、ほとんどの人はこのあたりに泊まることになると思う。)

市内のどこからでも見える巨大な教会で、火山の溶岩が冷えて固まったときにできる柱状節理をモチーフにした外観。めちゃくちゃ独特、シンプルなのに圧が強い、異国感ものすごくて独特だ。展望台に登ると、赤や黄色の屋根が並ぶ市街地が見えたり、その向こうに広がる海も見えるらしいけども、今回は時間的に中に入ることはできなかった。

シガー・ロス(アイスランドを代表するミュージシャンで、この人たちが好きだったことがアイスランドにくる理由になってるので聖地といってもいい。何も買わなかったけど)が通っていたと言われるレコード屋さんなんかも散策して、程よい時間になったので夜は近所のスーパーマーケットで食料を調達。5日間いるので、ちょっと多めに買って朝昼なんかはお家で作って食べようかなという魂胆。

アイスランドのスーパーはクロナンやボーナスといったチェーンが有名で、外食より圧倒的に安い(外食高い!)。自炊半分、外食半分という感じで生活するふうな旅を想定したので、アパートメントホテルを予約していた。スーパーで買い出ししてきた食材で初日のディナーを作り、空港で買ったお酒とで今日は手作りディナー。移動もあって疲れたので、この日は大人しく寝ることにする。

Day 2|ゴールデンサークル1日ツアー(8.5時間)
この日はアイスランドでは珍しいくらいにめちゃくちゃ晴れた。アイスランド観光の王道中の王道、ゴールデンサークルへ。事前に申し込んでいた現地ツアーで、朝8時ごろにレイキャビクを出発した。英語のガイド付き。

まず向かったのはシンクヴェトリル国立公園。ここはユーラシアプレートと北米プレートが実際に離れていくのを地表で観察できる、世界でも稀有な場所だ。大地の割れ目を歩いていると、自分が地球という惑星の表面を歩いているのだとリアルに感じる。

次にゲイシール間欠泉地帯へ。「ゲイシール」という言葉自体が世界中の「間欠泉」の語源になっているほどの名所で、ストロックルという間欠泉が5〜10分おきに20メートル以上の熱湯を吹き上げる。観光客が噴き上がる瞬間を狙ってカメラを構えてる。いつ噴き出すかわからないので、結構緊張。噴き出したら次の観光客に撮影場所をバトンタッチ。

グトルフォスの滝も圧巻だった。「黄金の滝」といわれているらしく、光の角度によって滝が金色に輝いて見える瞬間があるそうだ。このタイミングでは曇っていたので、ただただ壮大な風景を見ていた。水量と落差の迫力は写真では伝わらないね。写真の限界を感じた。人間の目ってすごいんですね。実際現地で見る光景に勝るものなし。

そしてこのツアーのもう一つのハイライトがケリズ火口湖。数千年前に噴火した火山の火口に水がたまってできた湖で、この時期は湖が凍っていて、すごい神秘的な風景。赤茶けた火山岩と深いターコイズブルーの氷の対比が息をのむほど美しかった。観光客が少ないこともあるみたいだけど、このタイミングはわちゃわちゃしていて、まあそれなりって感じ。でもこの風景は日本ではお目にかかれない。まあ、ここだけでなく、全部お目にかかれないわけだけど。火口の縁を一周するトレイルもあり、歩きながらいろんな角度から眺められる。

ツアーはレイキャビク市内からバスで送迎。約8.5時間、料金は約14,000円。英語ガイドの解説付きで、移動のストレスがないのでコスパは高いと感じた。
Day 3|お土産探しと市内散策
もう3日目。レイキャビク市内の街歩きということで、まずはハルパ・コンサートホール周辺を散歩した。ハルパ・コンサートホールはアイスランドでも有名な建物の1つで、かなりでかい。

曲面ガラスが幾何学模様に組み合わさったあの建物は、写真で見るより実物のほうがずっと迫力がある。中に入ってみたら万華鏡かな?と思ってしまうほどに美しい世界だった。

翌日からツアーが入っていた(天候悪化でツアー中止の連絡がこの夜に来るのだが)ので、早速お土産見たり、本屋さんに寄ってみたり、ゆっくりと過ごした。初日とは違う港のフードホールでビール飲んでゆっくり過ごす。まさかの日本語話せる人がいて、驚いた。夜はもう一つのフードホールでアイスランド料理のレベルの高さを体験する。(フードホールの凄さと実際食べたものは別記事で)

Day 4|レイキャビク市内:美術館3館を徒歩で巡る
3日目は予定していたツアーが天候の具合で中止になった(よくあるらしい!)ので、昨日に続いて市内をじっくり歩いた。まあ中止になるくらいなので、雪と風がとんでもなかったのだけども、それも歩いていく分には寒いだけで問題なかった、雪は金平糖みたいな雪だった。

時間があれば行きたいなと思っていた美術館を巡ることにする。世界に1つのペニス博物館なるものもあるので、ちょっと興味あったのだけども、入館料が高いのと、胸焼けしそうかな?ということでレイキャビク美術館の3館巡りにておいた。胸焼けしそうな美術館は前だけ通って入り口だけ写真撮っておいた。なかなかセンスいいじゃないか。

レイキャビク市内には結構たくさん美術館、博物館がある。その中でも注目していたのが、レイキャビク市が運営しているレイキャビク美術館は市内に3つの建物が点在していて、共通チケット1枚でどこも入れる。3館がそれほど離れていないので、徒歩でのはしごが可能だ。アイスランドの自然や孤独、光といったテーマが作品の底に流れているのが見えてくる。英語の解説を読みながらゆっくり観て回る(Google翻訳優秀で助かる)
ハフナルフス(Hafnarhús)
旧港のすぐそばにある、古い倉庫を改装したモダンな美術館。実験的なインスタレーション作品が多く、3館の中でもっとも現代的な雰囲気だった。現代アートが中心で、建物自体が非常にスタイリッシュ。アイスランドを代表するポップアーティスト、エロ(Erró)の常設展示があることで知られている。


アウスムンドゥル・スヴェインソン彫刻美術館(Ásmundarsafn)
少し中心部から離れた場所にありますが、建物そのものがアート作品のような美術館です。彫刻家アウスムンドゥル・スヴェインソンの自宅兼スタジオだった場所で、ドーム型の独特な外観が特徴的。彼の力強い彫刻作品が、室内だけでなく庭(彫刻公園)にも展示されています。ドームを活かした作品など独創的な建築と彫刻が融合しており、静かにアートと向き合いたい時にぴったりです。

キヤルヴァルスタディル(Kjarvalsstaðir)
ミクロトゥン公園の中に立つ、北欧モダニズム建築が美しい美術館です。アイスランドで最も愛されている画家の一人、ヨハネス・S・キヤルヴァル(Jóhannes S. Kjarval)の作品を展示している。彼の描く、アイスランドの神秘的な自然や溶岩地帯の風景画は必見。美術館は 大きな窓から公園の緑が見え、とても落ち着いた空間です。ここのカフェは非常に雰囲気が良く、おしゃれすぎたので、思わず鑑賞後にビール飲んでしまった。


Day 5|スナイフェルスネス半島1日ツアー(12時間)
最終日は最も長いツアーに参加した。スナイフェルスネス半島1日ツアー、約12時間。こちらも英語ガイドつき。スナイフェルスネス半島は、ジュール・ヴェルヌの小説「地底旅行」で地底への入り口として描かれた場所らしい、読んだことないけども名前だけ知ってる。実際に行ってみると、これがアイスランドなのですねという異世界っぷり。

半島沿岸の漁村近くで、郷土料理の魚のスープをいただく。ちょっとスパイシーなスープにサワークリーム?みたいなのが入ってて、具材も魚やエビなんかのシーフードがたくさん。初めて食べた味だったけどもめちゃくちゃ舌に合った。

キルキュフェル山が印象に残っている。尖った三角形の山容と、手前を流れる小川の組み合わせが絵になりすぎていて、撮った写真がそのままポストカードになりそう。昨日ツアーが中止になったくらいだからこの日もとんでもない雪。基本曇りでどんより天気なのだけども、それがまたいい。個人的には晴々としたアイスランドよりも、ちょっともの寂しげな荒涼とした風景を求めていたので。

個人的には山より、雪が降り積もった黒い砂浜デューパロンサンドゥル(Djúpalónssandur)が世界の果て感があって、めちゃくちゃ雰囲気醸し出していた。何というか、よかったのだけども、嬉しいというような感覚ではなく、うわあこんな世界あるんや、というちょっとしたディストピア的な印象だった。

12時間のツアーは体力的にはさすがに疲れたが、アイスランドツアーど真ん中って感じで、内容の密度は5日間で一番濃かったかもしれない。最後の晩餐に現地料理を現代風に解釈したようなおしゃれレストランで夕食。それなりに高価だったけども、やっぱり食べてよかった。思い残すことなく、翌日帰国の途についた。

移動手段:現地ツアーで正解だったか
今回の旅は、レンタカーなしで現地ツアーと公共交通を組み合わせたスタイルだった。振り返って、それで正解だったと思う理由と、次回への反省をまとめておく。
現地ツアーの最大のメリットは、運転の心配が一切いらないこと。アイスランドの道路は整備されているが、天候が急変することが多く、慣れない土地での悪天候ドライブはリスクがある。ガイドさんから地質や歴史の解説を聞けるのも大きな利点(ずっと話してくれてた)で、ただ景色を眺めるのと、成り立ちを理解して見るのとでは体験の深さが全然違う。途中でアイスランドホース(結構特殊)と触れ合う時間なんかも作ってくれた。

今回利用したツアーはGetYourGuide。世界最大級の旅行・アクティビティ予約サイトです。アイスランドの現地ツアーや美術館のチケット、送迎などをネットで簡単に予約できます。口コミが豊富で、前日までキャンセル無料のプランが多いのも魅力です。
気に入った場所に長居できないのかな?と思ってたけども、各スポットでそれなりに時間とってくれたのでかなり満足度高かった。各地でランチしながらビールも飲みたかったので、僕はツアーで十分というか、ツアー一択だった。次回行くならばまた利用したいなと思う。
ツアー詳細は以下から確認してみてください。
レイキャビク発:ケリズ火口湖を含むゴールデンサークル 1 日ツアー
予算の全記録
アイスランドは世界有数の物価高国家。覚悟はしていたが、やはりまあそれなりにというか、結構高い。今回は2名で行ったけども、以下は1人分の実費ベースの概算で算出。
| 航空券 東京↔レイキャビク(ヘルシンキ経由)往復 | 約400,000円 |
| 宿泊 レイキャビク レジデンス アパートメント ホテル(スイート)5泊 | 約145,000円 |
| 移動費 空港バス(往復) | 約10,000円 |
| ツアー代 ゴールデンサークル+スナイフェルス | 約36,000円 |
| 食費 外食数回+スーパーでの食材(自炊) | 約90,000円 |
| おみやげ 塩とチョコレート | 約10,000円 |
| 入場料 美術館共通券 | 約6,000円 |
| 合計 | 約697,000円 |
物価高いと聞いていたいたけども航空券がダントツ。ホテルはスイートにしたので、1泊3万円くらいだった。でも観光地ってこともあり、ホテルもわりと高くて、物置みたいな(言い方悪いけど)ところでも1万円超えてたりするので、ここは支払うべきところ。5日間過ごすのでね、ケチってはいけない。

ということは節約の肝は食費、食費一択。他はあんまり削れるところないですね。ただ1番の醍醐味でもあるので、これはもどかしい。スーパーで食材を買って自炊したり、ツアーではお弁当作ったもの持って行ったりもしつつ、ここぞという時には外食という感じで過ごしていた。毎度外食ばかりでもしんどかったりするからちょうどよかったかな。

まあ実際は節約という気持ちは微塵もなく、好きな時にビール飲んで、食べたいものがあれば、お弁当もっていても、郷土料理らしきものは食べるという、制限なしで過ごしました。削るというより、行く時期(5月10月が穴場だとか!)、出発曜日を調整して飛行機やホテル代を安くするのがよさそう。ツアー代は早めにオンライン予約することで若干の割引が効くこともあるので、準備はやっぱり早めが吉ですね。
ということで、1週間のアイスランド旅は1名あたり、ざっと70万円の旅となりました。
いつ行くべきか:季節と天気について
アイスランドの天気は「気に入らなければ5分待て」と現地の人が冗談で言うほど変わりやすい。午前中に晴れていても午後には横殴りの雨、雪、なんてことが普通に起きる。なんなら10分くらいでバンバン変わる。それでも時期によって体験できるものが大きく変わるので、目的に合わせた時期選び方が大切だ。

6〜8月の夏は白夜でほぼ24時間明るいみたい。ハイキングや絶景ドライブに最適で、観光客も最多。ツアーの種類が最も豊富な時期でもある。9〜10月の秋はオーロラが見え始め、混雑も和らいで価格が少し落ち着く。個人的には穴場のシーズンだと思う。11〜3月の冬はオーロラのベストシーズンだが、日照時間が極端に短く、天候によっては観光スポットへの道が閉鎖されることもある。4〜5月の春は雪解けと新緑が混在する独特の景色で、比較的安価に旅できるらしい。

今回は3月に訪れた。雪景色と曇り空を求めてたので、ちょうどよかった。雪と風で基本は0度前後。風が本気ですごいので体感気温はもっと寒かった。装備は万全にしていかないと、外に出る気がなくなってしまう。ちなみに今回はオーロラ見れなかった。
持ち物チェックリスト
今回の冬のアイスランド旅行で持って行った装備品を書いておく。まず防水・防風のアウターは絶対に必要だ。現地で買おうとするとめっちゃ高い。日本から必ず持参すること。重ね着できるミッドレイヤーも複数枚あると安心、実際に外歩きしてる時はフリースやダウンを2枚重ねにする場面が何度もあった。(ちなみに屋内はめちゃくちゃ暖かい)

レイヤリング(重ね着)の重要性
「アイスランドの天気は20分で変わる」という格言通り、着脱しやすいレイヤリングが基本。この組み合わせで乗り切りました。ツアー中の雪の中だと、これ全部着てちょうど良いという感じだった。街歩きの時はここからフリースを抜いたり、アウターを脱いだりという感じで調節していました。ちょっと買ったものも載せておきます。
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ベース・ミドル:ユニクロ(無印)のヒートテック & フリース 「結局これが最強」という安心感。特別な高機能インナーも良いですが、使い慣れたヒートテックとフリースの重ね着は、室内外の温度調節に非常に便利ですよね、もはや言わずもがな。無印のは肌馴染みも良くて買ってよかったです。
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中間着:モンベル トレールアクションジャケット 抜群のストレッチ性で、アクティブに動くツアー中もストレスゼロ。山歩きとかしている人にとても重宝されているらしい。薄手なのに保温性が高く、アイスランドのような場所では手放せない一着です。飛行機の中でも着てましたが、かなり動きやすいので、肩も凝らず快適でした。旅行中は手放せなさそう。
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保温:モンベル スペリオダウン 「軽くて暖かい」の代名詞。驚くほどコンパクトに畳めるので、天候の変化に合わせてバッグからサッと取り出せるのが最大の強み。レイヤリングの要になります。これは正直めちゃくちゃ買って良かった。長期の旅は荷物はコンパクトであるに越したことはないですからね。
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アウター:マムート ハードシェルフードジャケット 暴風雨が当たり前のアイスランドでは、完全防水・防風のハードシェルが命を守る盾になります。風すごくて傘は誰もさしていないので本当に重要。ハードシェルのしっかりした作りは、強風の中でも全く動じない安心感。持って行ってよかった。重ね着することを考えるとワンサイズは大きめのものを買っておいたほうが正解ですね。
意外と忘れがちな小物類
末端を冷やさないことが、アイスランドを楽しむコツです。
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ネックウォーマー & 耳当て & 手袋 氷河からの風は、隙間から体温を奪います。特に耳当ては、強風による耳の痛みを防ぐために必須。手袋は防水性があるか、インナーグローブと重ねるのがおすすめです。ただしこの時期は基本雨よりも雪だと思うので、防水よりも防風、薄くても良いと思う。
下半身の防寒・防水
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ヒートテックタイツ & 動きやすいパンツ 下半身もレイヤリングが基本。これはブランド問わず動きやすさが一番。動きやすいパンツの下に、ヒートテックタイツを仕込むだけで防寒性は劇的に変わる。
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カッパ(オーバーパンツ) 「傘が役に立たない」アイスランドでは、雨が降ったらパンツの上からカッパを履くのが現地流。ただ時期的に雨よりも防風対策として優秀、そして格段にあったかくなる。逆にツアーバスの中なんかでは脱げるので温度調節もしやすくて良い。
足元の正解(ここが最重要!)
「この時期のアイスランドは、まず間違いなく雪か雨。靴は防水のトレッキングシューズ一択です。」
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靴下:メリノウール靴下 保温性と調湿性に優れたメリノウール。長時間歩いても蒸れにくく、冷えから足先を守ってくれる「隠れた主役」です。非常に重宝した。なんなら帰ってきてからも冬には履きたい靴下。
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靴:サロモン X-ADVENTURE GORE-TEX めちゃくちゃ買ってよかった。この時期はまず間違いなく雪(雨)のため、靴は防水のトレッキングシューズ一択。観光地には舗装されていない道も多く、しかも雪。同じ観光ツアーでヒールありのブーツで来ていた女性が、歩けなくてバスの中で待機していた(写真のような道もわりとある)。ゴツゴツとした玄武岩の上雪が凍った場所なんかもあるけども、この一足があればかなり安心して絶景に集中できた。

現地のWIfi環境と支払い
空港やホテルはもちろん、フードコートや博物館など建物内はほとんど無料のwifiがとんでるので、何も心配ない。ツアーバスの中にもwifiがセットされてるので、めちゃくちゃストレスフリー。外出て道を歩いている時に調べ物したり、グーグルマップ使う時だけ使用した。5日で5ギガプランで契約してたけども、1ギガくらいしか使わなかった。安いプランで十分だと思う。

支払いはクレジットカードだけで完結する。現金を一度も使わずに旅を終えた。なんなら事前情報で現地のバスくらいしか小銭必要としないという情報仕入れてたので、それを信用して現金ほぼ持たずに旅に出た。スーパーでも土産物屋でも、ツアー先のカフェでもカードが使えないシーンは5日間で一度もなかった。(ちなみに乗り換えのヘルシンキでもカードだけで事足りた)写真のこじんまりした売店のような宇宙一のホットドッグ屋さんもカードOK。

おまけに冬季にオーロラを狙うなら、「Aurora Forecast」というアプリを入れておくといい。KP指数と雲量を確認して、好条件の夜を逃さないようにできるみたい、今日はオーロラ見れる確率10%みたいに出てくるので、現地で見てるだけでも面白かった。
まとめ:5日間でアイスランドは十分楽しめるか
結論、十分すぎるほど楽しめた。景色もビールも食事も思ってたよりもかなり楽しめた。でも、あと数日あればどうする?と聞かれたら、まずは巨大な風呂に入りに行っていたと思う。乳白色の青いお湯と、シリカ(白い泥)でのパックが定番のブルーラグーン。
あの巨大な風呂は風呂好きならば行ってみたいところ。僕も風呂好きではあるのだけども、自然を感じに行くという目的でもあったので、優先度は下がってしまった。やはり人工風呂なのでね。「天然の温泉」というよりは「巨大な地熱発電所の副産物を利用した、究極にラグジュアリーな人工施設」って感じ。まあその地熱発電がアイスランドっぽさでもあるので、捉え方次第でもあると思うけども。

そして東側も散策してみたい。アイスランドの東部(イーストフィヨルド)は、レイキャビクのある西部とはまた違った、切り立ったフィヨルドと静かな漁村が続く、非常に情緒豊かなエリアのようで、 中でも、セイジスフィヨルズル(Seyðisfjörður)は「アイスランドで最も美しい村」のひとつと言われ、映画『LIFE!(原題: The Secret Life of Walter Mitty)』のロケ地としても有名。ぜひいってみたい。今度は冬以外の季節に。ということで、そんな思いで、後ろ髪引かれつつ、空港の中にある最後の宇宙一のホットドッグ屋さんに寄って帰った。

5日で満足とは言ったけども、欲を言えば10日は欲しい国だ。でも5日でも「地球を感じた」と言い切れる体験は、確実にできる。なかなか遠い場所だけども、1週間あれば行けるので迷っているなら、まず行ってほしい。きっと人生のネタ(糧)になると思う。


